• Taro Uragawa

    浦川たろう。1989年生。1989年生。スペイン専門のライター・エディター・フォトグラファー。2018年11月までスペインワーキングホリデー中。ブログではスペインワーホリ情報・生活の記録、スペイン語学習などについて書いています。 興味・関心分野はスペインのIT・スタートアップ関連、ライフスタイル。趣味はサッカー観戦と読書。 Blog: https://shumpeiu.com/

日本とのギャップが大きいスペインでもいつも笑顔でいられる理由

バレンシアからマドリードに移って、4ヶ月が経過した。マドリードでの生活を振り返ると、バレンシアに住んでいたときより変わったものが数多くある。特に、マドリードは首都ゆえの人の多さから様々なバックグラウンドを持つ人たちと出会う確率が多くなった。

スペイン出身はもちろん、英語圏出身の人たちとも出会った。もちろん、日本人とも多く出会うようになった。現在、スペイン在住の日本人は約3,000人と言われている。地方よりも仕事があるため、首都のマドリードや日本人に人気のバルセロナを中心に、年齢問わず滞在している。

私は、スペイン(バレンシアとマドリード)で日本人と出会ったときに、スペインに住むことの喜び・辛さどちらの話も聞いた。その経験を今回は共有したい。

 

日本から見たスペインのイメージ

日本から見たスペインとは何だろうか?

昔からのイメージを私なりに考えてみると、『フラメンコや闘牛が有名で、日本よりも楽観的な考えの人が多い』という感じだろうか。代表的な料理のパエリアやトルティージャ(スパニッシュ・オムレツ)のように、食が美味しい国と考える人も多いだろう。

 

私が思うに、イメージ通りかと言われるとそうではない。ただ、すべてが正しいとも言えないと実際に住んでみて感じている。なぜなら、昔よりもスペインでは闘牛は盛んではないし、フラメンコも一部の地域でしか見られないことも多い。パエリアやトルティージャの美味しさは本当だけど、スペイン人が毎日、食べているわけでもない。

1年ほどしか滞在していない私がそう思うのだから、もっと在住歴の長い日本人はどのように感じるのか。スペインという国で勝負をし仕事をして生きる日本人は、スペインにどのような考えを思っているのか。

 

在住歴5年以上の日本人に聞いたスペインとは?

 

スペインワーキングホリデー中に出会った、在住歴5年以上(中には10年以上・20年以上)の複数の日本人に、長期間滞在して感じることを聞いてみた。

  • ・スペイン人は気まぐれ。予定はすっぽかすことも多い
  • ・すべての人が楽観的に生きているわけではない。若い人たちは真剣に将来を考えている人も多い
  • ・スペインの企業は残業がないとも言えない。国内の有名企業でも残業はある
  • ・スペイン人と仕事をするのは根気が必要
  • ・日本では考えられないことが普通に起こるのがスペイン

 

日本人は真面目で仕事が細やか。日本人が当たり前だと思っている規律を守るということを、そのままスペインに反映させるのは難しい。

なぜなら、予定が狂うのが日常茶飯事だからだ。予定していた時間の1時間後・2時間後に集合場所に来たり、仕事の打ち合わせをしたくても、結局、様々な用事で来なかったり。

最初は驚きが多いが慣れてしまうと、「仕方ない……。ここは日本ではなくスペインだから。」と諦めたほうが余計なストレスを溜めなくていい。予定通りに来ないのはいつもで、むしろ、それ以上にストレスが溜まることがあるのが、スペインで生きるということと私は話の中から知った。

 

いつも笑顔でいられる理由

スペイン人は気まぐれで予定通りに来ない。時には「自分のせいではない」と言い訳する人もいる。不満があれば抗議をしてストライキを起こしてしまう。

そのような人もいるスペインだとしても強く生きている日本人が多い。

先日、実際に出会った日本人の方は『参加していたイベント中に、運営側のやり方に不満があったスペイン人が、いきなりストライキをすると言い出した』の話を、なぜか笑って私に教えてくれた。

私は疑問に思ったことを聞いてみた。

「なぜ、そんなに笑っているのですか? もしかしたら、〇〇さんにも関わってくるストライキ騒動なのに……。」

笑顔で話をしてくれたその日本人の方は、また笑顔で私にこう言った。

 

「日本ではあり得ないことが起こるのがスペインなんだ。いちいち気にしてたら精神的に私が参ってしまうよ。悲観的になるよりも、それ以上に状況を楽しむことが必要だと思っている。

神経質にならず、今の状況を楽しむこと。どんなことが起こっても、悪い状況を良い方向に持っていくこと。笑顔で放った言葉を聞いたときに、ポジティブに受け止める気持ちが必要なんだと学んだ。

特に神経質になりやすい日本人だからこそ、状況をポジティブに捉える気持ちを持つ必要があるのだと教えてくれた。

 

イメージとは違っても現状をどう楽しむかが大切

日本から見ていたイメージをそのまま持ち込み海外に来た日本人が、イメージとかけ離れた現実を目の当たりにして去っていく。そして、帰国後に行った国のことを悪く言ってしまう。そのような現象がときに起こる。

悪く思う気持ちも分かるが、悪く言ったところで何も変わらないと私は思う。住んでいた国を悪く言わない。尊敬できる部分は尊敬し現実を受け止め、どのように楽しんでいくのかが、海外で生きる上で大切なのだ。

 

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■ 浦川たろう(SHUMPEI URAGAWA)1989年生

スペイン専門のライター・エディター・フォトグラファー。2018年11月までスペインワーキングホリデー中。帰国後のスペイン長期移住を目指しています。ブログではスペインワーホリ情報・生活の記録、スペイン語学習などについて書いています。 興味・関心分野はスペインのIT・スタートアップ関連、ライフスタイル。趣味はサッカー観戦と読書。

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