蔵人伊藤の思い

6-1

「お酒の味が変わったら、一番困るのはお客様です。」とは、プロジェクトリーダー伊藤の言葉です。
お米の出来具合によって、お酒の味わいも違ってきます。お米の出来に左右されず美味しいお酒を造り続ける蔵人伊藤をご紹介します。

Q:お酒造りの楽しいところは?
伊藤:菊水では年間約6000klのお酒を造っているため、沢山の知識や経験が得られるところ。これを生かして、良いお酒をつくることが理想。

Q:J23 KIKUSUI造りの難しいところ?
伊藤:酒米を23%まで削って造るお酒は菊水で初めての試み。酒造りでは、米を削る量が少ない方が、発酵が順調にいくため、J23 KIKUSUIの製造は、より難しい作業になる。しかし、難しいことだからこそ、やってみたいという気持ちもある。

Q:日本酒を初めて飲んだときの印象は?
伊藤:美味しくないと思った。

Q:醸造しているときに考えていることは?
伊藤:いろいろ。酒や人が上手く育つと良いなと考える。酒が上手く造れるか緊張や不安の繰り返し。

Q:日本酒を飲む際にどのくらいの量を飲む?
伊藤:飲み過ぎないように、心かけています。

Q:現在の仕事においての今後の目標は?
伊藤:いつも同じ品質を保つ。チームワークの更なる向上。

Q:醸造の過程で一番面白い点、好きな点は?
伊藤:お酒が思い通りに出来上がったとき。

Q:なぜ、日本酒を造ろうと思ったのか?
伊藤:ものづくりがしたいと思っていたところ、通っていた学校に求人が来た。

Q:日本酒造りをしていて良かった点は?
伊藤:お客様に美味しいと言ってもらえたとき。リピートしてもらえたとき。

Q:好きな日本酒は?(甘口、辛口・・・etc)
伊藤:甘口。菊水白キャップ。

Q:日本酒を飲む際に好きな料理は?
伊藤:漬物。魚もいい。

Q:日本酒造りに携わる前と、携わった後の日本酒に対する印象の変化は?
伊藤:造り方をよく考えるようになった。そのため、他の酒蔵の方と話し、情報交換もしている。
 
Q:仕事がうまくいったと思えるときはどんな時か?
伊藤:思い通りの酒が出来上がったとき。発酵が順調に進み、良い味のお酒になったとき。
(でも、自分にとっては良い味でも、お客様にとっては、良くないかもしれないという不安はいつもあります。)

Q:酒造りの中で、菊水ならではの仕組みはどんなところ?
伊藤:様々なことにチャレンジしているところ。

Q:若者へ向けたメッセージ
伊藤:自分が持っている日本酒に対するイメージと本当の味の違いを実感してほしい。また、味だけではなく、その日本酒に込められたストーリーを知ってほしい。蔵人としては若者の日本酒に対するイメージをもっと聞いてみたいです。

Q:J23 KIKUSUIへの特別な想い
伊藤:J23 KIKUSUIだから特別なのではなく、どの製品も大切。すべての製品に同じ気持ちを持って取り組んでいる。

Q:伊藤にとって、酒造りとは? または、日本酒とは?
伊藤:永遠のテーマ。酒造りにゴールはない。そういった難しさが酒造りの良いところ。難しいことだからこそ、なんでも経験、挑戦をしていきたい。

終わり:
皆様どうでしたか。
いつも、お客様を第一に考え、チャレンジし続けている伊藤です。
私は感動しました!!

まだまだ、J23 KIKUSUIの造りは続きます。

□ ANOTHER STORY

MASAKO TAKANO

こいし ゆうか

Yutaka Yanabu

SHINGO KURONO