• SHINGO KURONO

    1985年生まれ。2006年フランスへ渡りデザインを学ぶ。帰国後国内のデザイン事務所で経験を積み、2015年独立、デザインプロジェクト humar.(ユーモア) に参加。プロダクト、グラフィック、WEBデザインなどジャンルレスにデザイン活動をしている。作る側とそれを使う側の新しいコミュニケーションを模索するTHE HOTEL LINKSや、お茶ブランドTheThéを運営。 http://www.shingokurono.com http://humar.co http://www.thehotellinks.co http://the2.co

ぷりっぷりの

小学生のころの夢と言えば、プロ野球選手とかパイロットだったり、女の子だとお花屋さんとかケーキ屋さんだったりしていた。
最近では、1位サッカー選手、2位医者、3位ユーチューバーということになっているらしい。
すごいな、子供達。

そんな僕は小学校のときの文集で、書道の先生になりたいと書いていた。
それでも、子供らしくうわっと紙からはみ出ることができず、きれいにおさまりがちだったので、書道大会では入選レベルだった。

今日は仕事の素材づくりで「鯛」とひたすら書いていた。
よくテレビなんかで書道家の先生が髪を振り乱しながら書いていたりするが、身体全体を筆に込めるということなのだなぁと未熟ながら感じた。

「鯛」のぴちぴちした生きのいい感じ、身のぷりっとしたシズル感をどうやったら漢字一文字に込めれるのだろうか。
それには僕自身がうまい鯛になったように動きながら書く他に無いだろうと思い、(あいにく僕には長い髪がないので)頭を振り乱しながら書いていた。
そして少し酔った。

和歌山に行ったのに食べれなかった鯛。
ぷりっぷりに身がしまった、透明感のある鯛。

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Shingo Kurono