• HOMARE YOSHIZAKI

    1984年生まれ。ベンチャーの立ち上げなどを経て、2015年デザインプロジェクト humar.(ユーモア)に参加。ヤリタイベースで色々な物を作ったり事を起こしたりしてます。

クリスマスはクリスチャン・ボルタンスキー展へ

クリスマスはクリスチャン・ボルタンスキー展を見に東京都庭園美術館へ。
ちょうど最終日だった。

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これは名もないギリシャ人のIDカードに印刷された身分証明写真を拡大コピーして抽出したもの。
いくつもの記事に印刷され、めくってもめくっても誰かの顔が目の前に立ち塞がる。

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奥に見える金色の布カバーは、有名な金山があるメキシコのモンテレイで作られたらしい。
モンテレイはメキシコの中でも、特に治安が悪く、殺人事件が日常茶飯事。
お金と死が隣り合わせになる街で制作されたインスタレーション。
その他にも亡霊や心臓音などの作品が展示され、アール・デコ建築で有名な庭園美術館全体も不気味な様相であった。

クリスチャン・ボルタンスキーのこれらの作品は、一貫して物事の表裏一体を表現しているように見える。
生があれば死があり、富があれば貧があり、平和があれば争いがある。
豊かな国に住み、平和を実感している僕らは、その裏側に対する想像力をどれだけ持っているだろうかと感じた。