また、どこかで。

緑道の桜が綺麗だった。
街灯に照らされて、真っ黒い空に白い花びらたちが浮かんでいた。

缶ビールを買い、桜を眺めていると隣で大いに盛り上がっている団体さんとふとしたきっかけで話をするようになり、大いに盛り上がった。

熊本から来た彼と、新潟から今日の夕方東京に着いた彼女、新宿の居酒屋で働きながら舞台女優をしているという方たち。

「また、どこかで。」

また、どこかで会えるのだろうか。
またどこかで会えるかもしれないし、会えないかもしれない。

出会うということはそういうことなんだなぁ。

Shingo KURONO

□ ANOTHER STORY

藤潤

Naoya Hanaoka

SHINGO KURONO

KIKUSUI