柳父 豊/Yutaka Yanabu

家具・インテリア『Rigna(リグナ)』代表取締役社長(東証一部 綿半グループ) 1989年大阪府生まれ。2013年立命館大学の建築学科卒業後に東証一部の大手照明メーカーに入社。その後不動産ベンチャーに転職で上京。4年の勤務のうち後半2年は副業起業。当時26歳の時に“紳士の社交場”をコンセプトとした移動式ミュージックバーを共同代表として起業する。2018年経営者としての成長を求めてベンチャーへ転職(事業の共同代表も退任)。社長室室長として経営に携わる。2019年8月にリグナ株式会社へ社長室室長としてジョイン。2020年2月に取締役社長に就任。10月に東証一部の綿半ホールディングスへM&Aでグループ入り。代表取締役社長に就任。

ジェントルマンとダンディの違いとは

皆さんは「ジェントルマン」と「ダンディ」という言葉をどう認識していますか?
かっこいい男性に対して使うことが通念としてあると思います。
しかし、よくよく考えてみると何なのだろうと疑問も湧きませんか?
横文字の言葉全般に言えますが意味が曖昧で経験則から使うことも多いですよね。

今回のジェントルマンとダンディに関して。
そもそも語源を調べても中々複雑です。
よくあることですが日本特有の意味合いになっていることもあり一層に複雑になっています。
ざっくりとした文脈だけでも知っておいて損はないと思います。

■ジェントルマン

元々はジェントリという支配階級の人々のことです。
そこから時代の変化に合わせて使われ方、つまり意味合いが変わってきています。
そもそも意味が変化しているので固定的に定義するのも難しく時代ごとに定義が必要です。
日本の辞書も踏まえて現在の意味で定義してみると、
「教養と品のある男性」

服装は一つの要素であり所詮はファッションとも言えるほど、主には精神面にあるように思います。
産業革命などを経てイギリスで意味合いが変わったのちに日本に伝わったため支配階級からきている事は知らない人が多いですね。

■ダンディ

こちらはより難しい言葉となります。
本国であるイギリスでは実はこれは死語であり、またそもそも印象の良いことばではないようです。
ネガティブな意味として奇抜で派手な人を指す言葉であり、褒め言葉として受けとる人はあまりいない。
日本の辞書や通念などを踏まえると、
「態度や服装が粋で洗練されている男性」

ジェントルマンと違い服装や振る舞いに重きが置いてあります。
日本ではネガティブなイメージはなく褒め言葉でしょう。

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語源も考えると複雑になるので日本で使うことを前提にします。
ジェントルマンは精神性が大きく、ダンディは体現しているかどうかとなります。
そうなるとダンディでありつつジェントルマンな男性が一番憧れる男性ではないでしょうか?
洗練されて粋な服装と態度でありつつ、教養と品格のある男性ということです。
わかりやすくイメージが湧くのは007のジェームズボンドが思い浮かびます。

僕は現代の紳士を探求しています。
それはダンディの意味も含めて今の時代にあった僕なりの紳士像。
かっこいい男になりたいという純粋な思いが根底です。
皆さんも是非一緒に探求しましょう!