初海外フィッシングにおすすめ!台湾のバラマンディ

こんにちは!しばらくデザインの話が続いたのでそろそろ釣りに戻ろうと思います。

今回は片道4時間くらいで行ける台湾での釣りについて!

初めて行ったのは3-4年ほど前。当時ぼくは釣り以外の旅行をする気がありませんでした。年に数回、酷い時は隔月で旅行していましたが全て朝から晩まで釣り。周りから「台湾よかったよ!」なんてオススメされ少し調べてみると、バラマンディの管理釣り場を見つけてしまいました。あっという間にFacebookで池の管理人と仲良くなり、今ではまとまった休みが取れれば沖縄離島に行くか台湾か……というくらい気に入ってしまいました。

バラマンディとは?

小型のバラマンディ

 

専門的な説明はここでは求められていないと思うので簡単に……

日本のアカメと同じラテス属の魚です。アカメは日本三大怪魚と呼ばれる名前の通り目が真っ赤な魚で、多くの釣り人の憧れなんです。バラマンディはそんなアカメの近縁種で漢字表記は「金目鱸」。確かに目が金色のアカメのような見た目をしています。西表島で目撃されたとの情報もありますが基本的には日本におらず、釣るには海外へ行かなければなりません。

なぜ台湾に管理釣り場があるか?というと、とても美味しい魚であちこちで養殖されているからです。厳密に言えば釣り場ではなく、養殖池で釣りをさせてもらえるということなんですね。

 

台湾バラマンディの釣り方

 

釣り場への辿り着き方ですが、

・日本人ガイドを雇う

・自分で現地に行って釣る

このどちらかです。初めて行く場合はガイドさんに連れて行ってもらうのがいいと思います!やや高価ではありますが、有効なメソッド、現地の状況、おすすめルアーなど教えてもらえます。養殖とは言え相手は生き物ですから、安全に傷つけず釣りをするためにもガイドの方にレクチャーしてもらいましょう!フックはバーブレスがレギュレーションです。

バラマンディを釣ることができる池は無数にありますが、気持ちよくルアーで釣れる池となるとほぼ1箇所に絞られる状況です。自力で現地に辿り着ける人は自力で詳細を探せると思いますので具体的には書きませんが、興味がある方は現地語で調べてみると面白い記事がたくさん出てきます。

台湾にはネイティブのバラマンディ、東部のマハシールなど日本にはいない魚も多いのでその辺り開拓してみるのも楽しいですね。釣り人憧れの魚が外来種として繁殖していてびっくりもします。

その他自然で釣れる魚は割と沖縄と被っているので、僕は台湾に行く時は釣り堀半分・観光半分とリフレッシュの気持ちで道具を準備しています。

 

いざ釣り場へ

全部エサを食べるために水面で暴れているバラマンディです

 

タイミングによってはこのようにエサを撒いています。ペレットと呼ばれる、大きな金魚のエサのようなもの。この瞬間に投げれば簡単に釣れるのですが、この時は準備中にエサ撒きが行われました。「ちょっと待ってて!?」を中国語でなんと言うのか分からず無慈悲にもエサ撒きタイムは終了。

 

普段ルアーで釣りをしている人なら写真を撮るのが面倒になる程度には釣れるはずです。魚が釣れたら指定された出荷用の籠に入れます。養殖池の出荷の手伝いをさせてもらっている状態です。笑

 

釣った魚は料金を支払って持ち帰りやその場で調理してもらう事もできますが、いつも時間ギリギリまで釣りをしてしまうので試したことはありません。バラマンディは白身のジューシーな魚で、街のそこそこのレストラン等でよく見かけます。これはレストランで遭遇したバラマンディのフライ。

 

お昼になるとお弁当の出前を頼んでくれます。どれを頼んでも美味しいですし、自家製のお茶?スポドリ?なんかももらえたりします。よく冷えていて甘じょっぱいのでグビグビ飲んでしまいます。肝心のお弁当の写真がないですね……。

 

これはなかなかのサイズ!大物がかかると池のスタッフ達が嬉しそうに叫びながら駆け寄ってきて、網に入れるのを手伝ってくれます。写真撮影からのハイタッチ&ハグと、サッカーでゴール決めたかな?というような謎の感動があって楽しいですよ!

 

時々、謎の犬が池の水を飲みにきます。顔が渋くてかわいい。着いてすぐは奥の果物園から聞こえてくる大音量の不穏なブザーにビビりますが、しばらく経つと慣れてしまいます。あんなずっと鳴ってていいのか?いいんでしょうね。

 

 

現地で金目鱸と言われるだけあって目が金色に光っています。かっこいい。

 

中には目が赤いものも。魚体の特徴も他と少し違うように見えます。個体差なのか細かい種類に分かれるのか気になるところです。

観光も楽しめる高雄エリア。初海外フィッシングにおすすめ

釣りを終えると陽気なスタッフ(おばちゃん達)が駅やバス停まで送ってくれます。釣り場のある高雄エリアは観光スポットもたくさんあるのでそのまま遊びに行くのもいいですね。

 

 

台湾の夜市では定番のゲームコーナー。だいたい難易度の理不尽さに泣くことになるのでほどほどにしましょう。

 

 

ステーキ!麺!目玉焼き!という近距離パワー型のプレート。こちらも夜市の定番のようで、牛、鶏、豚が選べます。これで400円くらい。

 

釣り以外の下調べゼロで行っても楽しめる旅先です。治安もいいので、観光がてら珍しい魚を釣ってみたい!アマゾン遠征の練習がてら行ってみたい!といった方々におすすめです。

都内でまともに釣りができる場所は限られていますし、なにより場所に対して人が多すぎます。やっと取れた貴重な休み、どこに行こうかな?と悩んだとき飛行機で4時間の場所にこんな魅力的な釣り場があるのは嬉しいですよね。もちろん日帰りは難しいですが、週末のちょっとした遠征先として台湾のバラマンディ、いかがでしょう。

 

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鈴木龍之介(スズキリ)
1993年7月7日生まれ、テキスタイル育ちのデザイナー。アダ名はスズキリ、屋号はネクトン。
釣りと魚が好きすぎて、寿司のブランドを立ち上げ中。

Twitter https://twitter.com/suzukiri_s

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