• Taro Uragawa

    浦川たろう。1989年生。1989年生。スペイン専門のライター・エディター・フォトグラファー。2018年11月までスペインワーキングホリデー中。ブログではスペインワーホリ情報・生活の記録、スペイン語学習などについて書いています。 興味・関心分野はスペインのIT・スタートアップ関連、ライフスタイル。趣味はサッカー観戦と読書。 Blog: https://shumpeiu.com/

スペイン・マドリードでサッカー観戦。感じたのはクラブ愛のある熱い応援

2018年のロシア・ワールドカップの試合をスペインで観戦した。

街中にはスペイン代表を応援したいと、代表ユニフォームを着た人たちが街中を歩いていた。スペイン代表の試合の日には、どこからともなく叫び声が聞こえてきたし、バルは試合を見る人たちで溢れていた。

すべてのスペイン人がそうではないけれど、スペイン人にとってスポーツは、とても身近な存在だと思う。特にサッカーはスペインの中でも有名なスポーツだ。日本でもスペインのサッカーリーグは有名で、誰もが一度は耳にしたことのあるクラブチーム名や選手が所属している。

 

マドリードにあるサッカークラブチーム

私が住んでいるマドリードでは、プロサッカークラブが多く存在する。マドリード州はとても広く、市町村は162もある。そんなマドリードで、2018-2019シーズンのスペインリーグ1部を戦うチームは5つ。

  • ・レアル・マドリード
  • ・アトレティコ・マドリード
  • ・ヘタフェ
  • ・ラージョ・バジェカーノ
  • ・レガネス

 

ヘタフェはマドリード南部に位置する小さな地域クラブ。サッカー日本代表の柴崎岳選手が所属していることでも知られている。

ただ、ヘタフェ以上に知られているのがマドリードの2大クラブ、レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードである。この2つのクラブチームは世界中にファンを多く持つ。どちらも日本にペーニャ(クラブ公認のサポーターグループのこと)を持っている。

 

アトレティコ・マドリードの試合を観戦

ある日、私はふと思い立った。

「せっかくマドリードにいるのだから、マドリードのチームの試合を見に行こう。」

土曜日だったその日の試合を確認してみると、ちょうどアトレティコ・マドリードのホームスタジアムで試合があるのが分かった。しかも、相手はラージョ・バジェカーノ。つまり、同じマドリード州を拠点にするチーム同士の戦い、マドリードダービーである。

 

アトレティコ・マドリードのホームスタジアムである、『ワンダ・メトロポリターノ』は、地下鉄7番線の『Estadio Metropolitano駅』を出てすぐ目の前だ。丸みのあるスタジアムの形状で、昼間はアトレティコ・マドリードの旗が揺れながら、サポーターたちを迎えてくれる。

しかし、夜になると昼間とは違う顔を見せる。スタジアムはアトレティコカラーである、赤にライトアップされるのだ。ちなみにだが、バスク州ビルバオを本拠地とする、アスレティック・ビルバオのホームスタジアム『サン・マメス』も同じように赤く光る。

写真では伝わりきれないのが惜しい。暗闇の夜にポツンと光る赤いスタジアムは、観戦に来て帰る人たちを最後まで魅了する。

 

スペインの応援スタイルは〇〇

実際にアトレティコ・マドリード対ラージョ・バジェカーノの試合を観戦。実際に撮影した写真を見ていただくとわかるが、ピッチからは遠い。この場所の席でも一般料金60ユーロ(約8,000円)だった。(クラブ会員になるともう少し安い)

スペインの応援スタイルは、スタジアム内のどこで応援するかによって決まる。ゴール裏(写真参照)と呼ばれる場所では、特に熱いサポーターのウルトラスが集まる。ウルトラスは大きな旗を振りながら、応援歌を歌い飛び跳ねる。日本のJリーグや日本代表の試合でも見られる光景と同じだ。

ただ、スペインの応援は違う。観客席全体が一体となって声を挙げる。特にアトレティコ・マドリードのサポーターはレアル・マドリードよりも熱いがゆえに、試合中にファールをした相手選手にはヤジを飛ばすし、スラングな言葉だってかける。

私が座っていたピッチから遠い席だったとしても、愛するクラブを応援する気持ちは変わらない。ゴール裏のサポーターと同じように、ヤジやアトレティコの選手を後押しする声をかけるのだ。

クラブを愛する気持ちが、体全体から湧き出るのがスペインの応援。拍手もヤジも全力で、手振りを交えながら審判に抗議するサポーターたちの熱気をスタジアムでは感じられるだろう。

 

日本では見られない光景

スペインの応援が正解かどうかは分からない。批判的な言葉だって浴びせるし、特には差別発言をしてしまうダメなサポーターだっている。(その後は新聞などで取り上げられ問題にもなる。)

日本の応援は和気あいあいとしているし、試合終了後にゴミだってきちんと片付ける。選手を優しく見守るそのスタイルは、世界に誇れるものだ。

そんな日本の応援に慣れていた私はアトレティコ・マドリードの試合で、改めてクラブ愛の強さを感じた。どちらが良くて悪いかではない。目の前には日本では見られない光景が広がっていて、自分たちが応援するクラブに誇りを持っていた。

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■ 浦川たろう(SHUMPEI URAGAWA)1989年生

スペイン専門のライター・エディター・フォトグラファー。2018年11月までスペインワーキングホリデー中。帰国後のスペイン長期移住を目指しています。ブログではスペインワーホリ情報・生活の記録、スペイン語学習などについて書いています。 興味・関心分野はスペインのIT・スタートアップ関連、ライフスタイル。趣味はサッカー観戦と読書。

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