先日、メンズブランドTH_READの撮影のため初めて生地工場に行きました。
山形は米沢。雪の積もった山々、自然に囲まれた環境。
しんと静まり返った休日の工場でカタン、カタンと音を立てる機械。世界の名だたるブランドの生地を作っているシルク工場だそう。
今年に入ってからは、静岡は浜松、愛知県津島市の生地工場へお邪魔させていただきました。ずっと使われている機械。そこで作業する職人さん達も、一朝一夕でははたして生まれることのない魅力のある方々ばかり。実家の愛知県からも近いので、親近感もあり、こんなに近くにあったんだという地元再発見の旅でした。
シャツを作る縫製工場も見せていただいた。
職人さんは40年ものという研ぎに研いで刃先がとんでもなく短くなった包丁で、リズム良く生地をカットしていく。
ものが作られる現場に行くと、その場所にあるパワーに圧倒されて、一瞬息がとまる。(息をのむというのはこういうことだと思う。)
デザインする側はそれを形にしてくれる人がいてくれてはじめてなりたつわけだから、そういう方々がいなければ全くもって無力だ。
感謝の気持ちを忘れずに、恥ずかしくない、いいものをデザインできるようになりたいと強く思います。
明日は福島の時計工場に伺う予定です。気を引き締めていこう。
Shingo