日本酒と初めて出会った日 ~21歳の私~

みなさんこんにちは。SAKE女です。

昼夜問わず暑さが続き、梅雨明けももうそろそろ…といったところ。皆様、いかがお過ごしでしょうか?

最近は、ロックの日本酒で涼みながら、ゆっくりと流れる時間を愉しんでいます。

未来のことを想像してワクワクしたり、はたまた過去の思い出に浸ってみたり。

自分と向き合う時間も必然的に増えました。

さて、みなさんに、質問です。

「日本酒と初めて出会った日」のことを覚えていますか?

私は今でもはっきりと覚えています。

遡ること7年前。私は、新潟のとあるスキー場で住み込みのアルバイトをしていました。

朝8時から17時ごろまで、休憩を挟みながら接客業務。毎日が新しいことの連続で、充実した毎日を過ごしておりました。

ただ、勤務先のスキー場は山奥にあったため、街に行くのも一苦労。唯一の楽しみは、終業後のスノーボードと週2日のお休みでした。

ある日、バスの乗り継ぎ方や生活必需品が買えるお店を案内してもらうために、お休みが同じだった数人と一緒に下山をしました。

あっという間に買い出しも終わり、バスが来るまで時間がある。
ということで、バイト先の方達がルンルンで連れて来てくれたのが、

越後のお酒ミュージアム「ぽんしゅ館」

だったのです。

SAKE女の、「日本酒との初めての出会い」はここでした。

ぽんしゅ館は、安心の料金前払い制(500円のワンコイン!)。お金と引き換えに、金色のメダルを5枚いただきます。

自分の飲みたいお酒を選び、メダルを投入することで、お酒が注がれるというスタイルです。

なんと、お酒の種類(純米大吟醸、純米酒、梅酒、本醸造etc…)に関わらずメダル1枚で好きなお酒が飲めちゃいます!

この駄菓子屋さんに来たようなワクワク感。

とはいっても当時の私は、日本酒に対してあまり良いイメージがありませんでした(キツイ・アルコール臭い・痛い・まずいなど…)。人生初の日本酒に不信感を抱いたまま、おそるおそる先輩のおススメを一口。

 

「!!!!」

 

初めて飲んだ日本酒は、私が想像していた不快さは全くなく、むしろ心地よい甘さと香りで、私を虜にしたのです。

酒蔵やお酒の種類の違いで、こんなにも味わいに変化が生まれるのか…と、感激したことを今でも鮮明に覚えています。

 

日本酒の余韻に浸ることも束の間、私達はテレビ局の方にインタビューを受けたのです。

テレビ局の方は、私にこう尋ねました。

「日本酒を飲む女性や若者が減っていると聞きますが、お味はいかがですか?女性で日本酒なんて珍しいですね!」と。

緊張していたので、その時に答えた内容はうろ覚えなのですが、とてもビックリしたことは覚えています。それと同時に、「だったら、私がこの感動と面白さについて伝えたい。そして女性も偏見なく飲める楽しいものにしていきたい」と強く思いました。

そして、その思いが叶い、今の私がここにいます。

 

皆さんは、「日本酒と初めて出会った日」を覚えていますか?

初めての出会いが、良かった人もいれば、何か違うな。と感じた人もいるかもしれません。

ただ、日本酒の味わいは、地域や酒蔵、お酒の種類によって全然違い、面白さ満点です。

この「日本酒の楽しさ」や、「美味しさ」を少しでも多くの人に知っていただけるよう、これからも頑張っていただきたい。初心を振り返るSAKE女なのでした。

 

(余談)地の食材と、地酒の組み合わせは最&高なので皆さんもぜひ、お試しください!

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