パラレルワーカーの働き方と注意すべきポイント

こんにちは。デザイナー・イラストレーターのるるんです!

今回はパラレルワーカーとして働く私がどんな割合やスケジュールで仕事をしているのか、具体的なお話をしてみたいと思います。
また、後半では複数の仕事を持つ際に注意したいポイントもまとめています。

これから複(副)業を始める方や、既にいくつかの仕事をしているけれどなかなかバランスが取れずに悩んでいる方は参考にしてみてくださいね。

 

仕事の種類・割合・スケジュール

私はインハウスデザイナー・イラストレーターとして会社に所属しています。
前回の自己紹介記事ではサラッと説明しただけだったので、もう少し詳細に働き方や仕事内容について書いていきます。

【仕事1】

医療系スタートアップのインハウスデザイナー・イラストレーター
業種:医療系(女性向けのオンライン診察サービス)
雇用形態:正社員
勤務形態:フルタイム(8時間×週5日+残業20時間程度)、リモート、フレックス制
仕事内容:ブランディング、デザイン、イラスト

オンライン診察サービスを扱う会社のデザイナーというと、アプリのデザインやwebなどをイメージされるかもしれません。
ただ、実際に私が携わっている仕事は、サービスを含むブランド全体のデザインです。

例えば、ブランドのガイドライン作成、サービス紹介のための資料作成、イベントの企画・実施、広告、パッケージ、DTP、ブランドのnoteなど…(私一人で進めているわけではなく、基本的にはチームで動いています)

ちょっと脱線しますが、デザイナーの働き方は大きく2種類に分けられると思います。

①制作中心のデザイナー
②企画やコンセプトから関わるデザイナー

私は後者で、「何のために」「何を作るのか」といった核の部分から考えることが多く、稼働時間の中で制作よりもミーティングの方が多い時期もあります。

また、イラストに関しては社内のイラストレーターが私しかいないため、デザインとイラストの両方を担当することもあります。

【仕事2】

イラストレーター(るるん)
現在はカタログ雑誌やwebの挿絵を中心にイラストのお仕事をしています。

フルタイムで働いているため、積極的に営業しているわけではなく、Twitterやポートフォリオサイトからお問い合わせ頂いたお仕事を無理のない範囲でお受けしています。

【仕事3】

ライター
これは今のところBREWの記事連載のみです。(9月〜)

ただ、いつかエッセイなどの連載を持ってみたい!という思いがあるので、力を入れていきたい部分です。(イラストエッセイなんかも楽しそう!)

こんな感じで、今は3つの仕事を持っています。

私の場合はパラレルワークと言ってもひとつひとつの仕事が完全に独立しているわけではなく、それぞれの仕事が相互に影響し合っています。(【仕事1】で学んだことが、【仕事2】や【仕事3】に活きたり、その逆も)

これが「教師×デザイナー×花屋」とかだとすごく面白そうですが、私は得意分野を頑張っていた結果、「デザイナー×イラストレーター×ライター」が基本になりました(なんとなく、この組み合わせは多い気がしています…!)

さて、次は具体的な仕事の割合やスケジュールについて。

これは変動性で、基本的に【仕事1】の状況次第という感じ…(それぞれの仕事に対するパフォーマンスが下がるような受け方はNGだと考えています)

基本的に1日8時間は【仕事1】の時間にあてられるため、忙しい時期は全く他の仕事をしないこともあります。健康第一なので…!
(詳しい内容は後半の「複数の仕事を持つときに注意したいこと」にまとめます)

 

1週間の仕事のスケジュール

これも仕事の割合と同じで、時期によって変わります。

【仕事1】にあてる時間が大体10:00〜20:00の間なので、他の仕事は8:00〜10:00や21:00〜23:00の時間にやっています。

モザイクをかけてますが、8月のある週はこんな感じでした。(青が【仕事1】、紫がそれ以外の仕事です)
※青の【仕事1】のカレンダーには昼休憩や飲み会も入っているので全てが仕事時間ではありません

 

複数の仕事を持つときに注意したいこと

複数の仕事を持つメリットはたくさんありますが(また別の記事にまとめます)、キャパオーバーな仕事の受け方をすると、仕事はもちろん、生活にまで影響します。

・疲れからくるパフォーマンスの低下
・仕事の締め切りに間に合わない恐怖で精神的に参る
・心身ともに疲れるので生活が乱れる
・一緒に暮らす家族やパートナー、子どもと向き合う時間が減る

そうならないために常に考えたいのが、「仕事と生活(健康)のバランス」です。

私は今の会社に勤めてもうすぐ一年になりますが、就職した当初は「会社の仕事以外もどんどん受けたい!」「気になるものは何でもやってみたい!」状態でした。(企業からお声がけ頂けるようになったタイミングと重なっていたこともあり)

でも、仕事を増やせばその分だけ他のことが犠牲になるわけで…(相当管理能力が高かったり、心身ともにタフな人でない限り、これは避けられないことだと思います)
仕事に追われて睡眠時間が減ったり、生活が乱れることが多々ありました。

今は結婚しているので、夫と向き合う時間が欲しいし、心の余裕を保つためにも仕事以外の好きなことをやる時間が必要だと思っています。

何を大切にするかは人それぞれですが、仕事を沢山受ければその分だけ何かが犠牲になります。

それでも後悔しないために、

「今は仕事で〇〇を得たいから、生活を多少犠牲にしても頑張りたい」
「今は生活を優先したいから、どうしてもやりたい仕事だけ受けよう」

のような考え方ができるといいのかな、と思います。

特に仕事でお声がけいただけることが増えると、嬉しさのあまり「全部やりたい!」という気持ちになりやすいです。
でも、「何のためにその仕事をするのか?」「今その仕事を受けることで無理が生じないか?」といったことは常に考えておく必要があると思います。

気持ちの良い仕事をして、毎日を楽しく過ごすために。

ここまでお読みいただきありがとうございました!
次回は「仕事を選ぶための判断基準の作り方」について書きたいと思います。

□ ANOTHER STORY

DAISUKE OGAWA|小川 大介

SHINGO KURONO

金沢発信☆山田元一

KIKUSUI