パラレルワーカーが仕事を選ぶための「判断基準」の作り方

こんにちは。
デザイナー・イラストレーターのるるんです!

前回の記事では、パラレルワーカーとして働く私の実際の仕事の割合やスケジュールの紹介+複数の仕事を持つ際に大切にしたい「仕事と生活のバランス」の考え方について書きました。

今回は、自分にとって快適な「仕事と生活のバランス」を守りつつ、限られた時間の中で納得しながら仕事をするための“判断基準”の作り方について書きたいと思います。

 

判断基準① 仕事で優先したいものはなんだろう?

やりたいことが多すぎて選べなかったり、複数の仕事(に繋がりそうなスキル)を持っている場合、どれに力を入れていくべきか悩むことがあると思います。

そんな時は、それぞれの仕事を3つの軸で考えてみると、やる・やらないの判断がしやすくなります。

①その仕事に対するやる気(好き)
②その仕事で得られるもの(実績)
③その仕事で得られる報酬(お金)

私は①>②>③の順で優先順位をつけていますが、人によってこの順番は変わってくると思います。
③が1番大切という方もいれば、その逆もあるでしょう。

この3つの軸の優先順位を決めたら、やってみたい仕事やすでにお声がけいただいている仕事に対して①②③がどれくらい当てはまるかを考えます。

私は考えがまとまらないと紙に書き出すことが多いですが、頭の中でなんとなくイメージするだけでもだいぶスッキリすると思います。

ここでは、私が受注できる「デザイン・イラスト・ライティング」の3種類の仕事に対してわかりやすく★マークをつけていきます
※仕事は実際にお声がけいただいたものではなく、例として考えました

こうして3つの軸にどれくらい当てはまるかを明確にすれば、判断しやすくなるのではないでしょうか?

この場合だと、私は「例2:雑誌の扉絵」を選びますが、「例1:クラフトマーケットのリーフレット」が①好き・やる気軸では一番なので、スケジュールなど他の要素も検討した上で例1を選ぶことはあるかもしれません。

 

判断基準② これから伸ばしていきたいスキルはなんだろう?

判断基準①では、例1か例2を選ぶと書きましたが、「例3:好きなジャンルのまとめ記事」を選ぶパターンもあり得ます。

それは、「このスキルを伸ばして仕事にしていきたいかどうか」という気持ちの強さです。

私は現在「デザイン・イラスト・ライティング」の3つのジャンルの仕事をしています。

ただ、ライティングに関しては今回BREWへ寄稿するお話を頂いたのが初めて。(まとめ記事的なものは書いていましたが)
でも、いつかエッセイなど自分の連載を持ちたいという夢があるので、ライティングはこれから伸ばしていきたいスキルに当てはまります。

そう考えると、すでにある程度実績のあるデザイン・イラスト分野のお仕事より、まとめ記事であってもライティングのお仕事を選んだ方が今後の仕事につながる可能性は高くなるかもしれません。(ただし、この場合は名前が載ることが前提です)

 

まとめ:仕事は「優先したいもの」「スキルを伸ばしたいかどうか」で判断する

最近、私自身がどの仕事を選ぶか悩む経験をしたので、モヤモヤをスッキリさせるための判断基準の作り方について考えてみました。

今回の記事では仕事を選べる状態を想定して書きましたが、こちらから営業をする場合でもこの考え方は役に立つかと思います。

“パラレルワーカー”と聞くと「いくつもの仕事をこなしているすごい人」をイメージする方が多いかもしれませんが、最初からなんでもできる人はいません。

私自身、今はパラレルワーカーとして働いていますが、2年ほど前はフリーランスと名乗りながらもほぼ無職のような状態でした。

ひとつひとつの仕事に対して「優先したいもの」「スキルを伸ばしたいかどうか」の判断基準を持っていれば、少しずつでも自分の進みたい方向へと進んでいけるはずです。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回は「パラレルワークのメリット」について書きたいと思います。

□ ANOTHER STORY

ケルトの笛 hatao

SHINGO KURONO

tomoaki-murano

Yuki Abe