「アポロのピンクのところと茶色いところを分けて食べたら意味ないよね。」

昨日、「アポロのピンクのところと茶色いところを分けて食べるとおいしいよね。」ということを書いたところ、それではアポロの意味がない、2トーンに分かれたあの富士山のようなかたちのかたまりを一緒に食べることで生まれるハーモニーがアポロをアポロたらしめている、という厳しいことばをいただいた。
そう言われてみたら確かにその通りだった。僕が”おいしい”とおもっていたのは味ではなくて、きれいに割れたら嬉しいというだけのことだったのかもしれない。それはサンドイッチのパンとレタスとハムを別々に食べ、おにぎりの海苔と米と梅干しを分けて食べるようなことだった。
そう考えると、きのことたけのこはチョコとプレッツェル部分を分離して食べていたし、オレオもまず2つに分けて、先に白いクリームを食べ、そのあとに黒いクッキーを食べていた。どら焼きに関してははがしたあとにあんこを取り除き、カステラのような部分だけ食べていた。それは全部ただ分けたいだけという欲求を満たしているだけで、”おいしい”とは違うことだったのかもしれない。

キットカットは割らずに食べるほうが贅沢だよね。
Shingo Kurono

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SHINGO KURONO

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