雪下ろしで屋根に登ったらアトリエが欲しくなったお話。

どうも!

鉛筆彫刻人のシロイです。

さて1月に入りまして、私の住む新潟県では大雪に見舞われてしまいましたが、皆さんの地域は大丈夫でしょうか?

普段そこまで積もらないような地域でも例年の4倍以上も降ったり車の立ち往生が起きたりと…まさに雪害。

その原因はとにかく【ドカ雪】!一度に降り過ぎなんですよ!

こうなった以上、雪国の宿命ということであの作業をしなくてはならなくなりました。

「屋根の雪降ろし」です。

今回は雪下ろしとそこで私が感じたある事についてお話していきましょう。

 

雪下ろしに必要な装備

 

まずは雪下ろしに必要な道具のご紹介。

安全第一!ヘルメット

 

高所に登るなら必須!

 

不安定な足場は危険!『かんじき』

 

長靴に装備するかんじき。これにより雪との接地面を増やし「ズボッ」と足が雪に埋まるのを防ぎます。

このかんじき、昔から変わらぬ形ですよね。現代において最新式などあるかなと調べて見たのですが意外とありませんでした。

雪上ウォーキング用でしたらスタイリッシュなものもありましたが屋根の雪下ろしとなると今も変わらずこの形状がベストなのでしょう。昔の人は凄い!

アルミ製スコップ

 

雪かきの主力!ちなみに雪下ろしともなるとプラスチック製では歯が立ちません。

ちなみに雪の積もった地域へ車で行こうとしている方も車に載せるなら、金属製のスコップを強くオススメします。スタックしたときにプラスチック製では文字通り「歯が立たない」ですよ。

 

超オススメなスノーダンプ

 

スコップよりも多くの雪を運べるスノーダンプは雪下ろしのエース。

ちなみにこのスノーダンプは超オススメの一品!なぜかと言うと…

【屋根専用スノーダンプ】

雪下ろしの為に開発された専用品なのです。こちらを開発したのは新潟県でも屈指の豪雪を誇る十日町市の山田屋商店さん。このスノーダンプについてもっとよく知りたい方はぜひコチラをご覧ください。

実は今回初めてこのスノーダンプを使用したのですが、屋根の雪下ろしをする全ての人にオススメしたい!もう軽さと雪の噛みが本当に素晴らしい!これを知ったら今までのスノーダンプには戻れません!

あとは手袋と濡れない服装、もしもの時のスマホも持っておきましょう。

より安全を求めるなら命綱なのですが家には命綱をかける所がありませんので…でもとにかく安全第一。合わせてコチラに記載されている注意事項も見ておくといいですよ。

 

いざ、屋根の上へ…

 

いざ屋根の上に出ると…

「こ、怖い…!」

私は高所恐怖症ではないのですが、慣れないかんじきと雪屋根の斜面で落ちてしまいそうな感覚に。

「こんなので、はたして雪下ろしできるのだろうか…」

と不安でいましたが、人間の適応力は意外とすごいもので、おっかなびっくりながらもだんだん慣れていきました。

ちなみに屋根の状況はこんな感じでした。

高さにして1m30cmほどでしょうか。

コレをひたすらガシガシガシガシ…。

 

落ちないよう注意しながらひたすらの作業。

 

 

スッキリしました!父と2人で朝の9時から午後の4時までかかりました。お疲れ様でした!

 

屋根の上で感じた超集中

 

 

今回屋根の上に登って得た意外なものが1つありました。

それは「超集中のヒント」です。

屋根の上に上がればそこは雪しかない世界。そしてやることはただ一つ。「雪を下ろすこと」。

最初は怖いやら寒いやら様々な感情が湧き上がってきましたが、体が慣れてきたらひたすらに作業に没する自分に気づいたのです。自然と雪に対して超集中していたいのです。

1つのことをするのに一切余計なものがないという環境は、集中状態に入れる。

これをまさに体験できた出来事だったのです。以前の記事でも部屋を片付けると集中しやすいと書きましたがその究極が屋根の上にあったのです。

正直屋根の上でそんなこと感じるなんて思ってもいませんでしたが、改めて環境の力を体感することができました。

本当に究極の超集中を手にれたければ…

「それしかできない部屋を作る」

わざわざ専用のアトリエを持つ作家さんは、この環境の力をよく理解しているんだと思います。

「私もいつかは鉛筆を彫るためだけのアトリエが欲しい…」

冬の屋根の上でそんなことを思いました。

 

 

 

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