こんにちは!
イラストレーター・デザイナーのるるんです。
今回の記事は、連載企画『イラストを仕事にする』の第3弾です。
『イラストを仕事にする』とは?
Twitterのアイコン制作に始まり、現在は企業案件も受けているわたしがイラストを仕事にするまでに取り組んだ内容を紹介する企画です。
「イラストレーターになりたいけれど方法がわからない」といった悩みを抱える方に向けて、今日からでも取り組める内容ををわかりやすく説明します。
ご興味のある方は、ぜひ1本目、2本目の記事もご覧ください↓
イラストを仕事にする①Twitterでの情報収集
イラストを仕事にする②Twitterでの情報発信
1本目の記事で、わたしはTwitterの機能を大きく3つに分けました。
【Twitterの3つの機能】
・情報収集
・情報発信
・コミュニケーション
今回は3つ目の「コミュニケーション」について、”イラストレーター”に焦点をあててメリットと注意すべきポイントをまとめていきます。
Twitterでのコミュニケーション①イラストレーター仲間を作る
私がイラストレーターを目指そうと決意した時、周りにはイラストを仕事にしている知人・友人がいませんでした。(だからこそTwitterで情報収集していたのですが…)
一方で、Twitter上にはたくさんのイラストレーターがいます。
そこで「Twitterでイラストレーター仲間を作ろう」と考えました。
今まで”いいね”しかしていなかったイラストレーターさんのツイートや作品にリプライをしてみることにしたのです。
すると、思った以上に喜んでもらえたり、話が盛り上がったり。
そうしてコミュニケーションの楽しさを覚えると、色々な方と繋がりたい!という思いが強くなります。
そして、少しずつコミュニティができていく。
今でもTwitterで繋がっているイラストレーター仲間の存在は励みになっています。
「イラストレーター・デザイナーの会」というオフ会を企画してTwitterで繋がっているクリエイター仲間と集まったこともありました。
あけたらしろめのアトリエで『デザイナー・イラストレーターの会』✨
みんなでクリエポでもらった冊子や印刷の見本帳を研究してるよー! pic.twitter.com/QnR4DuXVS1
— るるん (@lulun_1120) April 6, 2019
今はコロナで実際に集まることは難しいですが、その気になればオンラインで通話したり、イベントを企画することもできます。
Twitterで築いたコミュニティをひとつの居場所として、活動の糧にできるといいのではないでしょうか。
★ここに注意★
Twitterはテキストコミュニケーションなので、思わぬところで誤解が生じる可能性ももあります。(悪気なく相手を傷つけてしまったり…)
だから、どんなやりとりも「相手へのリスペクトの気持ち」「丁寧さ」を忘れないようにしましょう。
また、オフ会を開催する場合は、「初対面で1対1になることは避ける」「個人情報をオープンにしすぎない」「撮影した写真を投稿していいか許可を取る」(顔出ししていない方もいるため)など、自分や相手を守るための最低限の知識を持った上で企画しましょう。
Twitterでのコミュニケーション②イラストレーターの先輩と仲良くなる
私がTwitterを通してイラストをスキルアップさせることができたのは、間違いなくイラストレーターの先輩のアドバイスのおかげです。
イラストを描き始めた当時はまだタッチが定まっていなかったので、色々な描き方を模索し、描いた作品を投稿することを続けていました。
それを見てアドバイスをくれたのが、高田ゲンキさんです。
ゲンキさんに頂いたアドバイスを元に塗り直し!
↓
①もうちょっと強い色も使う
②着色のエッジはボケじゃなくてカットアウトの方が良さそう左:Befor
右After pic.twitter.com/UxgFWeAPPz— るるん (@lulun_1120) February 27, 2019
今回も、ゲンキさん(@Genki119)の的確なアドバイスによって劇的に良くなったイラスト…!
一連のゲンキさんのアドバイスがめちゃくちゃ参考になるので読んで欲しい…!!https://t.co/9clU6FS5W9 pic.twitter.com/tg245RIwgy
— るるん (@lulun_1120) March 20, 2019
この2回のイラストフィードバックは、まさに目から鱗な内容で「少し描き方を変えるだけで、こんなにも絵が変わるのか!」と一人感動していました。
こんな風にアドバイスをいただけたのは、日頃ゲンキさんのツイートに自分の考えをプラスして引用リツイートしたり、リプライをしていたからだと思います。
純粋なリスペクトの気持ちからそうしていた部分もありますが、”自分の存在を覚えてもらいたい”という気持ちもありました。
それは承認欲求のようなものに近かったのかもしれませんが、結果としてイラストのフィードバックをもらえる奇跡のような体験をしました。
★ここに注意★
「イラストレーター仲間を作る」と同じで、どんなやりとりも「相手へのリスペクトの気持ち」「丁寧さ」を忘れないようにしましょう。
先輩イラストレーターとのコミュニケーションで特に気をつけたいのが、Twitterでたくさんフォローされている=作品を発表する際にもたくさんの方が見ている、ということ。
もしリプライをするのであれば、他の人が見る可能性も考え、丁寧な文面でポジティブな内容を書くことを心がけるといいと思います。
また、もしリプライやアドバイスがもらえた場合は、忙しい中で対応してくださっていることを忘れず、感謝の気持ちを伝えるのも大切です。(これは先輩イラストレーターに限らずですが)
何かの形でよくして頂いたら、お礼をしっかりしましょう。
Twitterでのコミュニケーション③ファンを大切にする
イラストを仕事にする②Twitterでの情報発信でも書きましたが、イラストを投稿し続けると少しずつ自分の絵を好きになってくれる方が増えていきます。
私はそういった方とのコミュニケーションをすごく大切にしてきました。
イラストを描くモチベーションを維持するために、”仲間”と”応援してくれる人”の存在はとても大きいからです。
リプライの内容が「かわいいですね!」の一言だったとしても、いいねだけでなく「ありがとうございます!」「嬉しいです!」など、私もリプライで返すようにしていました。
いいねだけではなく、自分の書いた作品に対してわざわざリプライしてくれる…それがすごく嬉しかったしありがたかったのです。
今は昔ほど頻繁にTwitterでイラストの投稿はしていませんが、リプライをもらえば「ありがとうございます」だけでも返すようにしています。
★ここに注意★
ファンの方に喜んでもらいたいという気持ちから過剰にサービスしてしまうと、後々自分の活動に影響が出ることがあります。
例えば特別な理由もなく無料で絵を描いてプレゼントしたり、リクエストに毎回答えたり。
無料で絵を描くことを続ければ「商品としてのイラストの価値」は下がりますし、もしすでにお金を払ってイラストを依頼してくださる方がいるのであれば、「こちらはお金を払ったのに…」とマイナスな印象を持たれるかもしれません。
どこまでがOKで、どこからがNGなのか、自分を含む全ての人がなるべく幸せでいられるラインを決めて交流していくのがいいのではないでしょうか。
まとめ
今回はTwitterの3つの機能のうち「コミュニケーション」に絞ってメリットと注意すべきポイントを紹介しました。
最後にお伝えしておきたいのは、コミュニケーションをとるかどうかは自分次第、ということです。
この記事を読んでいる方の中には、色々な理由で「あまり交流したくない…」と考える方もいらっしゃるかと思います。
そんな方は無理しなくてOK。
私が紹介したのはあくまで一例なので、自分が心地いいと思えるやり方でTwitterを楽しめればいいのかな、と思います!
第1弾の「情報収集」と第2弾の「情報発信」にも併せて取り組むことで、イラストを仕事にするきっかけづくりやモチベーションアップに繋がるので、ぜひご覧いただけると嬉しいです!
ここまでお読みいただきありがとうございました。