どうも!鉛筆彫刻人のシロイです。
さて皆さんはスランプを経験したことはありますか?スランプと聞くと…
・何をやってもうまく行かない…
・アイデアが出てこない…
などどう足掻いても目の前の壁を崩せない、登れない、行き詰まった苦しい状態を思い浮かべるのではないでしょうか。かなり辛いですよね。
今回はこのスランプ打破の鍵となる「アイデアの思いつき方」について私の彫刻経験も踏まえながらお話していこうと思います。
ますはアイデアの種を集めよう
そもそもアイデアとは何でしょう?
「考え」や「思いつき」などですよね。すなわちアイデアは頭の中から出てくるもの。
「そんなの当たり前じゃん!」
と思うかもしれませんね。そう、当たり前のことです。つまりあなたの頭の中の知識や経験の中からでしかアイデアは出てこないものなのです。
例えば私は鉛筆彫刻の知識や経験を元に新しい彫刻法のアイディアを考えつくかもしれませんが知識や経験の全くない外科手術の新しいアイデアは100%出てこないでしょう。
そして新しいアイデアというのは、あなたの頭の中にある知識や経験の今までにない組み合わせから生まれてくるものです。
ですのでまずは、アイデアが欲しいと思うことについて知識や経験を増やしてみましょう。それがアイディアの種となります。
私の場合「彫刻題材が思いつかない場合」はまずネットで探しています。そしてホームセンター、100円ショップ、雑貨屋、家電屋などさまざまな場所へ行き、題材になりそうなものがないか、ひたすらグルグル見て回ります。(昨今のコロナ禍ではできていませんが)
「これが作れたら面白いかな」
「あれは前作ったあの工法が使えるかも」
と考えながらとにかくアイディアの種を集めていきます。
「あえて」考えない時間を作る
種探しをしていてそこで「これがいいかも!」と思えるものが見つければラッキー!そこから彫刻に入ります。
が、いつもそう上手くはいきません。探せど探せどしっくりこない。むしろ頭がこんがらがってしまう事もあります。
そんなときは思い切ってストップ!!
一度そのことから離れてみましょう。
色々調べたり考えたりした頭をリラックスさせてあげましょう。
「一生懸命アイデア探しているのにそれでいいの?」
と不安になったりしますがこのとき無意識に頭の中ではアイデアの種同士を色々組み合わせて新しいアイデアとなる準備をしているのです。
「!」が出てくる
考えてるときは出てこなかったのに別のことをしているときに急に「!」と思いつく経験はないでしょうか?アハ体験のような閃きの感覚。それこそ新しいアイディアの誕生です。集めていた知識や経験が思わぬ形で噛み合う瞬間です。
私の場合、それがお風呂の中でよくあります。
「解決策やアイデアになることを調べたり考える」
↓
「お風呂でリラックス」
↓
「ふいに思いつく!」
のような流れですね。ちなみにアイデアは忘れやすいので、私はこちらをお風呂に持ち込んでいます。
耐水ノートと鉛筆です。これに思いついたアイデアを書き込んでいます。防水スマホでもいいのですがスマホだとついネットを見たりしてしまうため、紙と鉛筆がオススメです。
最後は試してみよう
せっかく出てきてくれたアイデアは試してみましょう!
ただし実際に試してみてもうまく行かないこともあるかもしれません。ですがそれも新しい知識と経験になりまた新たなアイデアの種となります。ですので試してみましょう。
創造性が生まれる4段階
さて、このアイディアを出すまでの流れですが、知っているという方もいるのではないでしょうか?実はこの流れは心理学者のグラハム・ワラスさんの「創造性が生まれる4段階」に沿って、私がどのように使っているかをお話してきました。
①準備期
②あたため期
③ひらめき期
④検証期
というステップからなっています。もっと詳しく知りたい方は「芸術的創造は脳のどこから産まれるか?」や「アイデアのつくり方」がオススメです。
ただこの方法さえ試せば必ずいいアイディアが思いつくとは限りません。ですが
「どうしても思いつかなくては!考えろ!考えろ!考えろ!」
と闇雲に思いつこうとはせず
「一旦離れて考えるのをやめてみようかな。」
そう思えるほうが気分も楽になれます。
あなたもスランプで何も思い浮かばないときは「あえて」考えない時間を作ってみてはいかがでしょうか。思いもよらぬアイディアが飛び出してくるかもしれませんよ。
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引用Photo : PhotoAC