【徳島県×芸人】古谷健太と申します
この記事をご覧の殿方、姫君の皆様はじめまして!
突然ですが、芸人の古谷健太(こやけんた)と申します。親しみを込めたり込めたりせずに「こやけん」と呼んでいただけると幸いです!
今回から僕も記事を書かせていただけることになりましたので、まずはご挨拶がてら自己紹介をさせていただければなと思います!
芸人活動開始から現在
僕はたくさんいる芸人の中でも少し「特殊」な活動をしているため、まずは現在の活動のお話の前に自分のことを知ってくださいませ。
古谷健太(こやけんた)
誕生日:1990年7月13日(30歳)
出身地:徳島県徳島市
細かいことは↓Wikipedia↓を見てください笑
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E8%B0%B7%E5%81%A5%E5%A4%AA
僕は吉本興業の東京NSC19期生で、同期にはEXITの兼近や、3時のヒロインのゆめっち、オダウエダ、8.6秒バズーカーなどの芸人たちがいます。
僕自身は東京ではコンビを組んでいましたが解散、その後すぐに吉本興業を退社。そして故郷である徳島県を活動拠点に移します。
吉本は辞めているのでいわゆる「住みます芸人」の方たちとは少し違います。
事務所所属ではなくなった地方に住むフリーの芸人の僕はなんていう肩書きが正解なんだろう。。
住んでた町に帰ってきた芸人?
アカン、”聞こえ”が弱い。何か言い換えねば…
地域密着型の徳島盛り上げ芸人!!!これだ!!!
みたいなこじつけで何とか活動を開始。その後いろいろあり2年が経って現在に至ります。
自身、古巣の東京は大好きでとても住み心地も良く、ありがたいことに面白い芸人仲間やファンの方々にも恵まれていました。生意気を言うと、群雄割拠のお笑い界に自分の力は通用するという自信もありました。
無名の若手が調子乗んなよと思うでしょうが、売れてない芸人はそう信じてないと精神的にキッツいのです。ある種、現役の芸人や芸能人は全員感覚がバグってるんでしょう。
僕も同級生たちが結婚したり家や車を買ったり、美味しそうなものを食べたりという中、カップ麺も買えなくてスーパーの試食を食べてトイレの水をガブガブ飲んで”嘘の満腹”を作り夜を凌ぐ。そんな場面を経験して来た人間の1人です。売れてないだけで、40歳を過ぎても公園で寝泊まりして後輩にご飯を食べさせてもらっている爆裂面白い先輩芸人もいます。そういう数々のことを経ても心が折れなかったり不安で潰れなかった人たちが今も活動を続けています。
包み隠さず言えば「辞める方が怖い」というのが正直なところですが。僕は活動を辞めたいとは決して思いませんが、大半の芸人の心の奥にはそういう気持ちがあるものです。面白いことをしている余裕のないヤツらが面白いことをしよう、笑えん状況のヤツが人の笑顔を見たくて、いつか自分にも光が当たると信じ込んで、必死に泥々で歯を喰いしばって生きてるんです。
お笑い界の”リアル”はそんな感じです。
…重いですか?せっかく初めての記事で何故こんなガチのお笑いの話をしたか。
そうです、モテたくてイキりました。
すみませんでした。
真剣な文面からは想像もつかないであろう特大のおにぎりをムシャムシャ食べながら書いているこの文章にグッときた方は是非僕のYouTubeチャンネル
と
をチャンネル登録してください。笑
とっても助かります☆(*ゝω・*)
おにぎりも食べ終えたので本題に戻りますが、
なぜ東京から徳島に活動拠点を移したか。
簡潔に言うと「もったいないから」です。
…何が「もったいない」のか?
それは世間に知られてなさ過ぎる徳島県の魅力です。
こんなご時世やから今は旅行も難しいですが、皆さんは目的地に徳島県を選んだことはありますか?
恐らく大半の方がないはずです。何故ない方が多いのか?それはズバリ…
「旅行で行くほどでもないから」
だと思います。「だって北海道とか沖縄の方がええやん」「どうせなんもないやろ」「四国のどこやったっけ…」みたいな心の声が僕には痛いほど聞こえてきます。
実際のところ何もないが間違いではないので否定はできませんが、真実は違います。
めちゃくちゃ「ある」んです。
高層ビルとか人混みとか買い物するお店やお洒落な人や物、そういうのはもう都会に任せます。
知らん人はびっくりするかも知れませんが、県内は電車すら走ってないんです。しかしそうじゃなくて徳島県には色々「ある」んですよ。
本当のことやからハッキリ言うてしまいますが、徳島県は基本的に情報の発信がめちゃくちゃヘタなのです。
要するに、全国の皆さんに何も徳島県のことを知ってもらえてないということ。宣伝の仕方、盛り上げ方、そのほとんどが愛おしいほどに間違えています。
だからそのアンバサダーをセルフで始めたのがそう!私こやけんという男なのです。
徳島ってめちゃくちゃ面白いんですよ。
つい地元贔屓をしたくなるほどの魅力の数々があるんです。
海山川に囲まれて自然も素晴らしく、食べ物もめっちゃくちゃに美味しい。レジャー施設もなど豊富で、都会じゃ絶対味わえない全身で感じる「生きてる感」。
本当に知ってもらいたいことがたくさんあります。
しかし活動拠点を移す決定打となったポイントは「ツッコミポイントが無限にある」ということ。
僕はツッコミの芸人なのですが、暮らしてるだけで本当に笑いに困らない。要するにちょっと変なんですよ、徳島って。
ビッグひな祭り!なんと3万体のひな人形を展示しています!!と謳っているイベントに言って話を聞くと「会場の広さが足りなくて出せてない人形があと8万体ある」と哀愁たっぷりで言ってきたり
ツチノコを捕まえたと騒いでいる住職がいて見に行ったら「直射日光に当ててしまった」という理由でガリガリに干からびた蛇がいたり。
こんなのを誰もツッコまずに放置しています。全国から見たら白亜期のような未開拓の地、まさに「ボケの無法地帯」なのです。
寿司を食べに行ってマグロを注文したら「そんなもんあるか」と言われたこともあります。
ツッコミ芸人としてはこんな素晴らしい修行の地は他に聞いたことがありません。要するに、出会う人間だけじゃなく土地や施設、看板、360°全てからボケが飛んでくる可能性があるのです。
しかも運良く僕はこの徳島県という魔界で生まれ育った。そんな地元を知ってもらう為に自分に出来ることをやってみたいと思い、現在の活動を始めました。
記事が長くて全員寝落ちしてそう
この2年でYouTubeチャンネルをメインにラジオのパーソナリティーや朝の情報番組のキャスター、マネージャーがついてくれて徳島初の個人タレント事務所設立、全国ネットの番組に出演させてもらうなど、さまざまな出来事がありました。が、そういった話はまたどこか別の機会にお話できたらと思います。
いきなりの長文で失礼しました。これでも全然書き足りないのです。これからは徳島の美味しいものやお店や施設の紹介、徳島に関することを記事にしていけたらと思います。
ただ、調子に乗って書き過ぎたので次からはもう4行とかしか書きません。でもそれだとどうせ怒られるんでしょうね。「あいつは4行しか書かない怠慢な芸人だ!」とか言われるんでしょう。でもなるべくスッキリまとめた文章で投稿しますので、皆さんこれから徳島県と芸人こやけんを何卒よろしくお願い致します!!