泥だらけのスタート

5月7日新発田市島潟の菊水本社を訪れた。

目的は、酒米の田植えである。
菊水酒造全面協力のもと、史佳オリジナル日本酒製造プロジェクトがいよいよ始動する。
田植え専用の長靴を履き、付属のゴムで足首部分をクロスで締めつける。
そして、菊水酒造オリジナルTシャツを着て準備完了。

田んぼ周辺では野生の雉が「ケンケーン」と鳴いていたり、蛇が出没したりと、本当に自然豊かな場所だ。
この日は、5月上旬だが夏日と言えるほどの陽気で、さらに気合が入った。

菊水酒造の社員の皆さんと共に、総勢30人で一列になり、田植えスタート。

田んぼに足を入れた途端、ズブズブと長靴が沈んでいく。
うまくバランスが取れない。苗は2、3本をまとめて手で植えていく。

植えていく場所は、田植え定規で泥に印をつけてくれているのでわかりやすい。
手前から奥に向かって進んでいく予定であったが、なかなか泥から足が抜けない。前に進めない(笑)。

そんな中、周りを見てみると、社員の方たちが手際良く田植えを進めている。
さすがコツを掴んでいる。

私も徐々に足の運びが慣れてきてペースも上がってきたと思った矢先、
ふと後ろを見てみると、なんと曲がって植えている。

あれ?目印通りに植えたはずなのに、性格が曲がっているのか?
田植えと一口に言っても、奥が深く簡単にはいかないものなんだと痛感した。

ようやくゴールが見えてきた終盤
私と同じ高校大学出身の後輩Sさんが、わかりやすくバランスを崩し、私を押す!!
きれいな弧を描き豪快に泥ダイブ!!

Sさんありがとう。(笑)

人生初の全身泥パックである。
泥の中は意外に気持ちよく、ここまで泥だらけだと、全てが吹っ切れる。

泥まみれになりながらも、無事田植えを完了した。

菊水酒造内の節五郎蔵の施設には、なんと檜風呂があり、お風呂を沸かしてくれたのだ。
その気遣いが嬉しい。ここは夜通し酒の仕込みをしている社員の人たちのための、宿泊施設だそうだ。
泥まみれになったお陰で、普段なら入ることの出来ないお風呂に入れた。

はぁ、最高の湯加減・・・。

2022年史佳オリジナル酒プロジェクト、泥だらけのスタートである。これは序章に過ぎないのか⁈乞うご期待___。

 

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