テルミン大学の掛け軸 #61

マチコです。暑い毎日、いかがお過ごしでしょうか?

聞いてください!とっても嬉しいことがありました。去年から構想していた

テルミン大学の掛け軸が完成しました!

掛け軸の前フリ、書道教室に行ったということまでは以前の記事に書いたのでした。

書道教室は本当に楽しくて、勉強になりました。

テルミン大学と同じ吉祥寺にある、書道ラボラトリー「天」

アパートの1室でやっている、アットホームな教室です。

書道ラボラトリー「天」

最初にお邪魔したのはクリスマス前でした。

まずは体験レッスンにお邪魔して、掛け軸を作りたい、という構想をお話し、実際に使う文字を1文字ずつ繰り返し練習します。

その後個人レッスンをみっちり90分お願いしました。

いよいよ、書初め用の縦長の半紙に書いていきます。

先生の文字の潔く、かっこいいこと!筆の運びに無駄がなく、美しいのです。

そして、コツを教えていただき、すごくおもしろかったのは、2人で筆を持って、先生が書くという教え方。

先生の力の入れ方、抜き方、大学の「大」の最後の「はらい」でどのあたりから力を抜いて、筆を持ち上げ始めるのか!ジェットコースターのごとき一瞬の出来事。まさにジェットコースターのような、「おおー!」「キャー!」「なんと!ここで!?」というワクワクと興奮が詰まっていたのです!!そういった細かいことがダイレクトに体感できるというのが大発見でした。

そんなこんなで、練習から本番へ。

無心に書く

(撮影:鈴木ゆうこ先生)

先生は写真を撮ったりしながら見守りつつ、「うまーい!」「これも味があるね」「私はこれが一番好きかも!」「この「ル」いいねー」などなど、褒めたり励ましたりして下さり、ああだこうだお話しながら5枚ほどの候補を書き上げたのでした。

まっすぐ普通に書くよりも、ちょっとカタカナは左右にゆらしても面白いかもね~

というのも、ゆうこ先生発案です。

今回、四半世紀ぶりくらいに書初めをしてみてわかったのは、小学校でも中学校でも、書道の時間があったはずなのに、私はその楽しさをちっとも知らないままだったのだ!ということでした。

ただ学校のカリキュラムで決まっているからという理由でやらされるより、自分で目的を持って取り組んだこと、そして何よりもステキな先生に出会ったことが大きいです。

私もそんな先生になれているだろうか?と掛け軸を見るたびに思うので、本当にいい看板が出来ました。

この書を書くところまでは実は2月にできていたのですが、掛け軸に加工するところでペースが落ちてしまいました。

当初は素人ながら自分でやってみようかとも思っていましたが、上の写真でもわかる通り、墨汁が乗った半紙はすごく波打っているんです。

いろいろ調べた結果、これをピタっと仕上げる職人技があることを知り、プロの方にお願いしました。

そして、台紙の色やパーツの色を選び、完成したのがこちら。

これからも初心を忘れず、頑張っていこうと思います!!

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