ハンモックと夏 〜快適にハンモック泊する3つの方法〜

こんにちは。外に出るとセミの声が聞こえてきて、もうすっかり夏ですね。
うちの事務所の雑草も元気いっぱいで、草刈りに追われる今日この頃(ああ、嫌だなぁ…)

これまでさまざまな季節をハンモックで一晩泊まる「ハンモック泊」で過ごしてきましたが、実は夏はあまり乗り気ではありません。

「虫」と「暑さ」、この2つの敵がいるからです。

今日はそんな夏に、ハンモック泊でなるべく快適に過ごす方法を3つ紹介したいと思います。

 

1.ハンモックに蚊帳をつける

ハンモックは基本的に、体が剥き出しになるのでそのまま一晩過ごすと虫にやられます。木が近い分、たくさんの虫からモテて朝起きる頃にはボッコボコに……なんてことも。
虫嫌いの人間からしたら地獄のような絵ですね。

ではどうしたら良いかというと…
すばり「蚊帳をつける」、コレです。

ハンモックのオプション品として蚊帳が売っているのでそれをつけるか、最初から蚊帳がハンモックと一体になっているものもあります。

蚊帳につつまれるのは本当に安心感があります。
たまに蚊帳の外に虫が止まったりしますが、
その様子を蚊帳の中から眺めながら「わははー!中には入れまい!バリアじゃバリアーー!」とドヤ顔をしています。
無敵とはきっとこのことでしょう。

(一歩蚊帳の外に出たらそうもいかないので泣きながら虫に謝ります。スミマセン、虫怖いです…)

 

2.ハンモックの「生地」にこだわる

ハンモック泊でなるべく快適に過ごす方法、2つめは生地の選択です。

ハンモックの生地は種類がいろいろあります。アウトドア用の一晩泊まることを前提としたハンモックはナイロンの布一枚でできているものが一般的ですが、そのナイロンの中にも厚さ・触り心地・通気性……といろいろな違いがあるんです。

ハンモックなんてどれも同じだと思ったら大間違い。
声を大にして言いたい……なんなら山に向かって叫びたい……全っ然違いますよ!

 

夏のハンモック泊では「通気性」と「肌触り」を重視すると快適に過ごせます。

こればっかりは直接比較しないと分からない部分であったり、触り心地に関しては個人の好みの問題もありますが…夏はサラッとした生地のハンモックで寝るのが気持ちいいです。
シーツと一緒ですね。

 

20種類以上のハンモックを持っている私ですが、夏にハンモック泊をするなら

・eno スーパーサブ
(薄くて柔らかめ)

・cocoon ウルトラライトハンモック
(トラベルシーツのメーカーというだけあって肌触りと伸びが良い)

・Dutchware カメレオン – hexon1.0
(メーカー独自の生地で他にはないシルキーな肌触り)

ここら辺を選ぶことが多いです。


逆に選ばないのは「パラシュートナイロン」のハンモック。
どうしてもあのシャリッとした肌触りが苦手なのです。通気性が良いといわれていますが、他と比べて汗でまとわりつく感じがあり汗染みができやすいと感じます(汗染みが取れなくて泣く泣く廃棄したこともあり……悲しい!)

 

あと番外編としては、こんな生地のハンモックもあります。


わお!スッケスケ!
シートゥーサミットのウルトラライトハンモックです。

乗っている方も外の景色が見えて楽しいし、はたから見ても涼し気なので夏にピッタリではないでしょうか。外からしっかり見えているので油断してパンチラしないように気をつけないといけませんね。

 

3.ハンモックに扇風機をつける

こんなことを言ってしまうのはなんですが、通気性を重視して肌触りの良いハンモックを選んだとしても、暑い時は暑いです。残念ながら。
いくら木の陰とはいえ気温が高ければ暑いし、風が吹かなければせっかくのハンモックも全然さわやかではないという……。


そんな時におすすめなのは扇風機です。
思いっきり文明の利器に頼りましょう。

ハンモックにはリッジラインという、ハンモックのたるみを一定に保つガイド的な役割をする「ヒモ」がついているものがあるのですが、それを生かします。ちょうどいい位置に存在するそのヒモに小型の扇風機を引っ掛けてしまうのです。


こんな感じですね。

ファ〜〜〜〜〜涼しいーーー!
ちょうど顔に当たるいい位置!ヒモ(※リッジライン)、ありがとう!!!!

ちなみに私の持っている小型扇風機は、充電式で8時間もつので長時間活躍してくれます。しかも首振り機能付き。扇風機に当たりながらスマホを触ってゴロゴロするなんて、もはや家のベッドで寝転んでいるのと変りませんね。

 

こんなふうに「虫」と「暑さ」を対処すれば、どうにかこうにかこの夏もハンモック泊で過ごせそうです。

(でも正直草刈りも大変なので早く夏が終わってほしい)

ではまた次回。

□ ANOTHER STORY

さなえごはん

JARDIN DE MUGUET

Saki Nakui

KIKUSUI