食べる美容液「酒粕活用術」

こんにちは。
発酵文化研究所です。

以前、甘酒を「飲む美容液」としてご紹介しましたが、
今回は食べる美容液として、
酒粕の活用術をご紹介させていただきます。

「粕汁や粕漬けしか思い浮かばない」という声をいただきますが、
それだけでは日々の食事に取り入れるにも限界があります。
実際、私がそうでした(^_^;)

そんな私が自身の健康と美容のために取り入れてきた酒粕活用術
ぜひ、ご覧ください♪

①酒粕に期待できる効果

とてもたくさんのビタミンやアミノ酸を含む酒粕。

それぞれの効果により、得られる効果は本当にさまざまですが、
最近、皆様に注目されることの多い、代表的な効果をご紹介します。

・整腸効果
実は酒粕には食物繊維が豊富に含まれます。
この食物繊維が腸内で様々なものを絡めとり、
便をつくり、出しやすくする効果を持ちます。
そして嬉しいのが腸内細菌が喜ぶオリゴ糖も含まれること。
腸が大喜びの食材です。

・代謝アップ
脂質やタンパク質などの代謝にビタミンB群は不可欠。
酒粕には、このビタミンB群が豊富に含まれ、
それぞれが、代謝の手助けとなってくれます。
残念なことに、ビタミンB群は身体に溜めておけないので、
こまめに、おいしく摂りやすい酒粕はおすすめです。

・脂肪排泄効果
酒粕に含まれるレジスタントプロテイン。
脂質や油をキャッチして排泄へと運んでくれる効果が。
これにより、コレステロール値を下げてくれたり、
肥満の抑制や改善も期待することができるのです。

これだけでも、腸活やダイエットに効果的だと、
お分かりいただけたのではないでしょうか。

また、こうして腸内環境が整うことにより、
お肌の調子も良くなるという、
素敵なサイクルが生まれてくれるのです。

②酒粕活用術

美容や健康に、良いということは理解できても、
毎日、粕汁や粕漬けは食べられないとの声は多くあります。

そこで、とても簡単でアレンジしやすく、
続けやすいと評判の「酒粕入り肉味噌」をご紹介させていただきます。

◎基本の肉味噌
【材料】
・挽き肉・・・200g
・味噌・・・大匙1
・酒粕・・・大匙2
・醤油麹(又は醤油)・・・大匙1

【作り方】
1、挽き肉以外を合わせておく。
※酒粕が板状など水分の少ない物の場合は事前に水で柔らかくしておく。
2、鍋に挽き肉を入れ炒め、半分程度火が通ったら火を消す。
3、合わせておいた調味料を入れ、全体に馴染ませる。
4、全体に馴染んだら再び弱火で炒め、火が通ったら中火で1分程炒めて完成。
※味をみる際など焦げ付きやすいので必ず火を止めてください。

【アレンジ】
・トーストに肉味噌、アボカド、チーズの順に乗せてトースターで焼く
・ご飯にたっぷりの千切り野菜と肉味噌を乗せる(お好みで温泉卵)
・半分にカットした生のピーマンに詰めておつまみに
・レンジ加熱した茄子やキャベツに乗せるだけ

他にも中華麺と和える、ラーメンにトッピング、
チャーハンやチキンライス、麻婆豆腐など、
隠し味としても幅広くお使いいただける基本の肉味噌。

大量に作られた場合は、保存袋に入れて冷凍保存。
使いたい時に、使いたい量をお使いいただけます。

細く長く続けていただける、
きっかけとなる一品ではないでしょうか♪

③【番外編】秋のゆらぎ肌におすすめ酒粕パック

手軽に酒粕を使ったパックで、紫外線ダメージをケアしませんか?
煎り糠を入れてスクラブとしても。
酒粕は、添加物など入っていないものをお選びください。

【材料】フェイスパック3回分程度
・酒粕・・・100g
・精製水・・・100~150g
※酒粕の水分量により精製水は調整
・清潔な保存容器
・清潔なスプーンやへらなど

【作り方】
1、清潔な保存容器に酒粕を入れる。
2、精製水を調整しながら入れて混ぜる。
3、塗りやすい柔らかさになるまで精製水を入れながら調整し完成。
※煎り糠を入れる際は、さらに精製水を足して調整してください。

【使い方】
メイクなどを落とした清潔な肌に塗り、
5~10分程度で洗い流してください。

添加物など不使用ですので安心安全。
その代わりに必ず冷蔵庫で保管ください。

また、アルコールが苦手な方は換気をしながら控えめに、
そして、お肌に合う方と合わない方がいらっしゃいますので、
腕などで、お試しいただいてからご使用ください。

少しでも「酒粕」が身近になれば幸いです(*^-^*)

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