思えば引越しの多い人生だ。大阪、愛知、東京で計7回。
そして今週末、上京してから10年間過ごした街を離れる。
10年も経つと少し感慨深いものがある。
22歳からの10年間は本当に酸いも甘いも知った。どちらかというと酸いのが強かった。
引越しのために昔着ていた衣類を整理していると、よれよれの服が出てきて
それを着て走り回っていたあの頃を思い出す。
走り書きで謎な言葉が書いてあるメモ帳など、みっともないなと思う気持ちと
自分なりに戦っていたんだなと、まるで後輩を思うような気持ちになる。
あの頃の酸いは今の財産だ。
すべてゴミ袋に入れ、第二ステージの準備が整った。
最高に楽しい10年間を過ごせた街だった。
明後日からまた新しい街で酸いも甘いも知ると思うが、次はもっと甘さをプラスしたい。
