「目に見えないことを、空想する時間」
「コーヒーの薫り」
コーヒーをドリップしている時の湯気からあがる薫りは、目に見えない
時々、私はコーヒーの薫りを空想する
月にあるわけもない海の水のような味や匂い、月にあるとするなら空に光るものが見える風景
「心地よい音」
グレングールドの鍵盤が指に触れる音と、天頂するときの彼の唸り声は、たまらない
音は耳に反響し、音符が空気に乗って流れているように見えるが、音や音符は決して目には映らない
「夢」
夢で見ている風景は、自分の目なのか?妄想が酷すぎて、ムービー化してしまっているだけなのか、現実の私の目では見ていないのだから、正夢という現象は何なのだろうか
先日の夢、憧れのあの人に手を引かれて、緩やかな多摩川か鴨川の流れを見ながら、ゆっくり語り合っていた、かなり鮮明な映像だった
夢が覚めないで!と夢の中で叫ぶ
覚醒している私の、この目で見ていることであって欲しいと痛切に思った
「ハンドパワー」
カラダがドロドロになっていて、身動きとれなかったとき、ある人にあったら、カラダの流れをよくしてくれてすっかり回復した、一瞬のうちに
薬を飲まされたわけではない、目に見えない何かのちからで
私は目に見えないものをわりと信じている、見えないものを、感じたり思いを巡らせたり、現実化したいと思ったりする(私、大丈夫なの!?)
日々仕事に追われているから、結構な頻度で空想して、心身を労わる、そんな時間が私には必要だ