A value 価値

I know the value of something which is sold in the show-case at the luxury department store.
They look shiny and they have perfectly symmetric shape.
For example, an orange.
But I prefer to receive or buy something directly from one who cultivated and harvested them with his own hands.
Also we can feel how a man poured his heart and soul into nurturing it.
I think the important thing is to see the heart.

I received this orange from an old man.
He said with smiling
“It doesn’t look good, but I grew this myself. If you don’t mind, I would be happy if you eat it.”

It was delicious.
Because I also received his soul.
I thought what the good value is.
Thank you.

‘これオレに似て見た目はよくねぇけども、んまいからよ、毎日孫みたいに世話したんだ。’

日に焼けた野球帽を頭に乗せた笑顔と土荒れた手から差し出された。
おじさんが育てたデコポンだって。

価値ってなんだろうって考えた。

そりゃーさ、見た目バッチリの方がいいね。
お洒落なラッピングだったりしたらワクワクもする。
それなりのお店に並ぶものは厳しいセレクションを勝ち上がってのことなのもわかってる。

でも、それだけじゃないもんだよね。
これね、すごくおいしくてね。
おじさんの気持ちがうま味になってた。
もらったものはデコポンだけじゃなかったよ。

常套句になるけれど、
やっぱりわたしは
ハートが感じられるものが好きなんだなー。
ひともなーんでも。

おじさんの泥だらけの手、かっこよかったなー。
ハートってきっと伝わるもんだね。うん。
私もそんな価値あるものを創っていきたいな。
ありがとう。

Masako.

 

 

 

 

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