レバ刺し

もう4年も前のことらしい。

ふと、レバ刺しのことを思い出した。

あんなに好きだったのに、レバ刺しがもう、二度と食べられないことをすっかり忘れていた。

そしてそれを思い出して4年ぶりに再び愕然とした。

誰がなんといおうと、もう、二度と食べられないのだ。

ほかにも食べられなくなる日がくるものがあるかもしれない。

それで、何十年後かにそれを思い出して、愕然とするのだろう。

食べられるうちに、おいしいお酒とともに、くぅぅ。

 

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