Yuka Koishi

イラストレーター、キャンプコーディネイター。 焚き火とお酒とカレー好き。 著書に「そうだ、キャンプ行こう!」(スタンダーズ)、「カメラ、はじめます!」(サンクチュアリ出版)、「日本酒語辞典」(誠文堂新光社) がある。

自然と人と向き合う時間。キャンプの本当の楽しみとは

「こいしゆうかの気まぐれまんが① 」で伝えたいこと

先日ツイッターでこんなことをつぶやいた漫画をアップしました。

近年、ブームになりつつあるキャンプ。

キャンプ場の利用者増加に伴って、

ときどきわたしの耳に入ってくる一部のマナーの悪い人たちによる

共有キッチンの大きな汚れ、ゴミの置きっぱなしなどの問題。

キャンプ場は、民営のものから市営のものまで様々ありますが、

どこにも”そのキャンプ場を保つための人”がいます。

キャンプ場は、週末のお客さんが多いときだけ動いていればいいというわけではありません。

自然が相手なので、それをメンテナンスすることもキャンプ場の1つの仕事です。

トイレや水場、風呂があればそれの掃除だけでなく、芝や雑草を刈ったり、遊具や建物のメンテナンスなどもします。

台風など悪天候のあとには、川沿いのキャンプ場は川によって流されてしまい、営業が難しいことも。平日を全て営業中止にして、重機を動かして元に戻す作業に明け暮れます。

キャンプ場は完全なる解き放たれた自然ではありません。

誰かが日々その場所を守っている、誰かの土地です。

外にいるとどうしても開放的な気持ちになり、

ごはんもお酒もとてもおいしいから、

なんだかいつもよりもワクワクしてしまう気持ちになってしまうことは

わたしもとてもわかります。

誰とキャンプを楽しむか。本当のキャンプの楽しみとは?

 

キャンプの楽しいポイントは、”日常からの解放”だけではありません。

例えば一人でキャンプをすると、いつもよりももっと静かなキャンプを味わうことができるかもしれません。

一人キャンプは、ゆったりとした時間のなか、自分のことや周りのことを深く考えることもできます。

ほんの少し心に余裕ができると、周りのことが見えてくるのではないかなぁと思います。

キャンプのやり方は、1つではありません。

グループ、家族、恋人、友達、一人、そのいくメンバーによってそのキャンプが大きく変わります。

いつもグループで行って、なんとなく楽しいだけのキャンプをしてきたなという人は、

時にはたった一人や、二人だけで行ってみてはいかがでしょうか。

本当のキャンプの楽しさは、自然と人へのリスペクト

そこからはじまります。

そんな楽しみ方がもっと日常に広まってもらえたら、

キャンプ場へのゴミ問題や、

モラルマナーの悪さなどがなくなっていくんじゃないかなぁとわたしは想い、

冒頭の漫画を書いたのです。

 

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こいし ゆうか

イラストレーター、キャンプコーディネイター。 焚き火とお酒とカレー好き。
著書に「そうだ、キャンプ行こう!」(スタンダーズ)、「カメラ、はじめます!」(サンクチュアリ出版)、「日本酒語辞典」(誠文堂新光社) がある。
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