担当したカップルさんとお疲れ様会
先日東京に行ってきました。お仕事の打ち合わせが主な目的ではあったのですが、もう1つの大きな目的は、昨年12月に担当したカップルさんと打ち上げをすることでした。もう、年が明ける前から、この日を本当に本当に楽しみにしていました。
結婚式が無事終わって、ああだったよね、こうだったよねと打ち上げをする時間がとても幸せです。タイミングだったり、住んでいるところだったりで実現できなかった方もいるのですが、できれば全てのカップルさんとお疲れさま会をしたいのが本音。
ふたりからいろんな感想を聞けて、嬉しかったこと、大変だったこと、あのときこんなふうに思っていたんだよ、結婚式をやってよかった…など、改めて感想を伺えるのがなによりもうれしいのです。
結婚式の舞台裏を伝えていく
そしてわたしからは、あのときこんなところを苦労したんだよとか、あのスタッフはこんなふうにいいものを作ろうと走り回っていたんだよ、危機一髪だったけどチームワークで乗り越えたよ!とか、あのときお父さんこんな風に感想をおっしゃっていましたよとか。
そういった舞台の裏側を伝えていく。ふたりも、よりいっそうその結婚式が、いろんな奇跡の積み重ねで出来上がっていることを知り、もう一度結婚式を、別な角度から味わうことができる。改めて、後日談を聞いているおふたりはとても嬉しそうなんです。話と照らし合わせるように、もう一度写真を見返して、映像を見て、その結婚式をより愛おしく感じていらっしゃるのです。
欲をいえば関わってくださったスタッフ全員と打ち上げしたいところなのですが、現実はなかなかね。(できるときはもちろんやりたい!)それでもいろんなスタッフさんからのお言葉を預かってふたりに代表して伝たり、ふたりから頂いたグッドコメントはできるだけスタッフさんに共有するように気を配っていきたい。みんなで、チームで作り上げたものだから。
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「あなたにお願いしてよかった」の言葉の意味。
満足して、もう後悔は1つもありませんとおっしゃってくださるカップルさんに言っていただいて嬉しい言葉。それは「あなたにお願いしてよかった」という言葉です。
この言葉は、私は、「あなたのその先にある可能性にお願いしてよかった」という意味だと思っています。たくさんのプロの方にお力添えいただいて出来上がる結婚式。誰一人として欠けてもふたりの理想は叶えられなかったのです。結婚式を作るのは人。
それは方程式や公式、マニュアルでは表せないような、人が考えて、その状況だったからこそ出来上がったもの。ひとつひとつの積み重ねと、その集大成が、このふたりらしい結婚式をもっと温かく、いいものにしてくれました。
わたしが、「この人ならば」と信じて「可能性に期待」してお願いし、その方が、プランナーであるわたしも想像できなかったようなクオリティと愛で返してくれる。そんなとき、ふたりの気持ちを代弁して、ふたりの期待を最大にすることができてよかったと胸を撫で下ろすのです。
大成功は、関係スタッフがあってのこと
私フリーウエディングプランナー荒井は、お二人の想いをコンセプトメイキングし、脚本にする仕事。
関わってくださるスタッフのみなさんは、そのお二人のその想いを見て一緒に、どう具現化するか考えてくださるお仕事。 ディベートしながら、一緒にひとつのゴールにむかって進んでいきます。
映画監督の黒澤明さんは脚本をつくるとき、共同執筆というスタイルを特に好んでいたそうです。
■共同執筆……複数の脚本家が合宿体制を取り、議論しながら脚本を練り上げていく形。
(ウィキペディアより)
Coco style WEDDING のプロデュースは、ちょっとそれに近いかもしれません。プロが集まると、二人の希望はもっともっと大きく、素敵に実現する。
あらためて、ご協力いただくプロのみなさんには本当に感謝。
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荒井さやか(http://www.ccsw.jp/)
1984年5月21日生まれ。北海道札幌市のフリーのウエディングプランナー。ふたりらしいオリジナルウエディングをプロデュースするCoco style WEDDINGを運営している。結婚という人生の節目に行われる大切な通過儀礼「婚礼」をきっかけに、改めてふたりらしさを引き出しながら今後の人生に役立つ糧を提供することが 私のミッション。
twitter▶ https://twitter.com/araisayaka
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