こんにちは、名久井咲です。
1月18、19日に幕張メッセで開催されていた、新都市の形を探るプロジェクト「METACITY」に行ってきました。
今回はそこで展示されていたプロジェクションマッピングについてお話していきたいと思います。
「METACITY」とは
「METACITY」とは、思考実験とプロトタイピングを通して「ありえる都市」の形を探求するリサーチプロジェクトです。 リサーチの成果は、言語的アプローチだけでなく、受け取る側に思考する余白ときっかけを提供できるアートコミュニケーションのアプローチをとっていきます。
都市に関わる専門家だけでなく、問題を発見し問題提起するアーティストや研究者、その問題の解決策を探求するデザイナー、 解決策を具現化する技術者、住人の観点から発言する地域コミュニティ、継続的実行方法を模索する企業や行政など、 様々な視点とスキルを持つステークホルダーを巻き込み活動していきます。 成果発表と出会いや活動のきっかけをつくる年に一回に開催するアート展示を含めたカンファレンス、 年間を通して探求と試作を続けるラボ、活動内容を世界に発信するメディアを実施していきます。
(公式サイトより https://metacity.jp/)
「METACITY」でのプロジェクションマッピング
Art Exhibition「Epic Data Journey of Poetic AI」と「AVA/V2」
Art Exhibition として、1つ目は「Epic Data Journey of Poetic AI」。
世界中の科学者達による、光、物理学、時空に関する何百万もの理論や文献などから、機械学習とAIのアリコリズムによって導き出された詩的な映像と、その映像が生み出す情景が世界的な話題となった{POETIC AI}作品です。
2つ目は、「AVA/V2 (Particle Physics Scientific Installation)」。
バックミンスターフラーのドーム建造物にインスパイアさせて作られ、素粒子物理学に着目した実験から生み出された作品です。
巨大なドームの内側ではなく、外側360度に対し6台のプロジェクターで全体を包む様にプロジェクションマッピングされたインスタレーションが特徴で、世界各国で様々な賞を受賞。
アルスエレクトロニカやTED×CRENなど世界的なクリエイティブイベントで展示され、話題の作品です。
この2つの作品を鑑賞してきました。
アート作品としてのプロジェクションマッピング
ただ映像を見ていると、エフェクトにしか見えないのですが、自己表現とはまた違うアート作品は、意味を知り考えると面白みが感じられる作品でした。
こういった映像表現を見たのは初めてだったのですが、いろいろな表現があるのだなと思いました。
また、モノクロで作られた世界感がかっこよよく、真っ暗に暗転した室内で見るプロジェクションマッピングは迫力がありました。
さいごに
日本では今まであまり見る機会のなかった形のアートだったり、普段まったく聞く機会のないトークなどが聞け、いろいろな人が何かに興味をもつきっかけや日常の感じ方の変化になるきっかけになるイベントだったなと感じました。
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名久井 咲
1988年生まれ。東京を中心に活動するフリーランスデザイナー。
主な活動内容はプロジェクションマッピングやレーザーマッピングによる空間演出と、グラフィックデザイン、Web制作、映像制作による広告デザイン。
うさぎやねこのキャラクターのLINEタンプも販売中。
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