先日、娘とバス&地下鉄旅行をした。
というのも、先日家の前で車が雪に埋まってしまい、駅前に買い物に行く予定で車を動かしたのに、その方法でいけなくなってしまったので「仕方がなく」なのだけれど。
子供にとっての移動時間
急遽荷物を軽量に調整し、憂鬱な気持ちで「これからバスに乗ってお出かけしよう~」と娘に話した。
すると「バス!バス!」とうれしそうに声を発しながら、いつもは自分から履かない靴を意気揚々と履き始めた。
そうか、大人にとったら面倒だなぁと思う移動も、子供にとったらまるで旅行するようなワクワクの時間なのか。
雪道を歩きながら、バス停に向かう。
娘と手をつなぎ会話をしてバスを待つ。そこで気づいた。
いつもは車に娘を乗せて移動してばかりだったから、会話や手をつなぐことが全然足りていなかったなと。
車だと私は運転に集中しているし、娘はチャイルドシートにのっているので同じ空間にいるけれども横に並んでする会話はない。
でもこうやってお互いを感じながら手をつなぎ一緒に歩いていると、一緒に歌を歌ったり、歩きながら見つけた感動を共有することができた。娘がいろんな単語を知っていることに驚いた。
手をつないでおでかけをして気づいた娘の成長
「バス、行っちゃったね」(歩くのが間に合わなくて1本乗り過ごした)
「うさぎさん、いないね」(絵本の中でみた想像の世界が蘇ってきているみたい)
「ブルドーザーは、ガーーって動くんだよ、雪運んでる」(除雪している様子を教えてくれた)
「バス、楽しみだね」(楽しみだねと何度も言ってくれて救われた)
見るもの、感じるものに向けられる、感性ひとつひとつがとても愛おしい。
バスにのったら静かに外を見ている。騒ぐこともなく、目の前の興味に釘付けだ。こういう時間、とても楽しいなぁ。
初めての地下鉄では、
「地下鉄は横にぶーんって動くんだよ。」
「席が横に並んでいて不思議だね。」
「あと6個駅を進んだら降りるんだよ、数えてみようね」
とこちらから言葉を投げかけてみる。
初めての乗り物でちょっぴり緊張していたけれど、地下鉄を降りると「地下鉄、たのしかったね」「また乗りたいね」と教えてくれる。
うん、何度でも乗ろう。ママはあなたとのこの時間がとても幸せだよ。
小さな幸せに、豊かな気持ちになります。
無事、私の妹(娘にとってみたら叔母)の誕生日プレゼントが買えました。喜んでくれるといいね!
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荒井さやか(http://www.ccsw.jp/)
1984年5月21日生まれ。北海道札幌市のフリーのウエディングプランナー。ふたりらしいオリジナルウエディングをプロデュースするCoco style WEDDINGを運営している。結婚という人生の節目に行われる大切な通過儀礼「婚礼」をきっかけに、改めてふたりらしさを引き出しながら今後の人生に役立つ糧を提供することが 私のミッション。
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