こんばんは。HOTEL SHE, KYOTOの花岡です。
9月頭に半年間に渡って力を入れていたプロジェクトたちが一旦終了し、長期休暇をとっていました。
このご時世に旅をすることに対して懸念がなかったわけではないですが、人が密集する場所を避けて、ホテル滞在を中心したスケジュールにすることで極力感染リスクを抑えようと心がけました。
旅の行き先は沖縄の那覇と宮古島。
久しぶりの旅行。出発の一週間前からソワソワする感覚はいつぶりだろう。
新型コロナウイルスの影響で外出もほとんどしなくなり、自宅と職場の往復がほとんど。遠くに行くと言っても仕事の用事で大阪に行くくらいだったので、国内旅行と行っても感覚は見知らぬ海外の地に行くような思い。
そうか、自分はこんなにも旅が好きだったのか。
インスタグラムで旅先の画像を見たり、旅系YouTuberの動画を見たりして「行った気持ち」に自己暗示をかけていましたが、旅に向けて手荷物と預かり荷物を分けたり、次の日の出発が早いから夜早めに布団に入ったりする、それだけで楽しい。抑揚感がものすごい。
ただ移動して・非日常な風景を見て・自宅以外の場所に泊まる、そんなシンプルなものではなく、心までもどこか遠くへ連れ去られるような感覚。まさにこれこそが旅だなぁ。
一人旅で新しい発見に出会う
そして今回は一人旅。
一人旅って言うと「寂しくない?」とか「絶対誰かと行った方が楽しいでしょ。」なんて言われるんですが、一人旅は友人や家族・恋人と行く旅とは全く違う魅力があるんです。
僕にとってのその魅力は『(自分の)感性だけを頼りに行動するから、新しい発見や気づきに出会いやすい』と言うこと。
一人旅だとスケジュールもノープランで行き当たりばったりに行先を決めたり、時間配分も自由自在。一方で誰かと旅をする時は、大体の場合において行先やタイムスケジュール、夕食のためのレストランを決めたりしますよね。
極端な言い方かもしれませんが、複数人の旅は広く浅く。一人旅は狭く深く。
例えば一人旅ではサイクリング途中で見つけた茂みの奥のビーチで3時間ぐらい波を見ながらボーッとしたり、そんなことをしていたら日が暮れて慌ててガイドブックにも載っていないようなローカルのお弁当屋さんで夕食を調達する…。
こんな絵に書いたような無計画性を曝け出しても誰にも迷惑をかけないし、むしろだからこそ気づく発見もあります。沖縄のお弁当って総量1キロとかあるのに400円とかで売ってるんですよ、すごくないですか?(笑)
一人旅に対する偏見を捨ててほしい
昭和時代の団体旅行文化が色濃く残っている日本だからか、一人旅に対する偏見がすごい気がしています。
今でも若い女性が一人旅をしていると「失恋旅行?」なんて言ういろいろ残念な質問をされるって友人が言ってましたし、そもそも失恋→旅行って言う考えが時代遅れ出し、とにかく旅における一人旅のポジショニングがかなり低い。
そもそもスケジュールと予算と旅に対する価値観の三拍子揃った友人を、会社勤務しながら見つけるのってハードゲーム過ぎる。少なくとも僕は行きたい場所・見たい景色を諦めるような人生を歩みたくない。
人生そのものやプライベート時間をより豊かにする手段として、一人旅はかなり有効な方法だと思うんです。もしこの記事を読んでくだっている方の中で、一人旅未経験者の方がいたらぜひ一歩踏み出してみてほしいです。
テーマを決めて旅をする
僕が初めて一人旅をしたのは、高校2年生の時に行った静岡県が初。どうしても若緑色に輝く茶畑鑑賞をしたかったのと、美味しいお茶を飲みながら心を落ち着けたくて初めて一人で新幹線に乗りました。
そこからなんとなく一人旅をするときには抽象的な体験テーマを決めて、もし行き先に迷ったらそれを軸に当日のプランを決めていました。
ちなみに、今回沖縄旅行の裏テーマは『アメリカンカルチャー』。本土では旧米軍住宅街だったり、日本初のショッピングモールだったり、日本初のドライブスルー店などを巡りました。
内容的になんだか社会科見学みたいですが、体験テーマを決めてレストランや滞在するホテルを決めるのも楽しいかのしれません。
<次回は宿泊したホテルのご紹介…!>