SHINGO KURONO

1985年生まれ。2006年フランスへ渡りデザインを学ぶ。帰国後国内のデザイン事務所で経験を積み、2015年独立、デザインプロジェクト humar.(ユーモア) に参加。プロダクト、グラフィック、WEBデザインなどジャンルレスにデザイン活動をしている。作る側とそれを使う側の新しいコミュニケーションを模索するTHE HOTEL LINKSや、お茶ブランドTheThéを運営。 http://www.shingokurono.com http://humar.co http://www.thehotellinks.co http://the2.co

ユルゲンテラーカエルフロッグディッシュ

今日、打ち合わせの合間に気になっていた写真展にふらりと立ち寄った。

「テラーがカエル」

すごいタイトルだ。

マークジェイコブスやCELINEなどなど名だたるハイブランドの広告写真を手がける写真家ユルゲン・テラーの個展。

ギャラリーに入る光が筋を作っていた。

そこで、しばらく僕は皿の上に乗ったカエルたちを眺めていた。

 

JUERGEN TELLER: TELLER GA KAERU
Curated by Francesco Bonami
会期:2月4日(土)〜4月1日(土)
会場:BLUM & POE
東京都渋谷区神宮前1-14-34 原宿神宮の森 5F
*日、月、祝日定休
tel:03-3475-1631

http://www.blumandpoe.com

 

 

 

キュレーターの方の言葉がまたすごい。

 

 

下記キュレーターの方の言葉引用

「『むかしむかし、ある国のとある郊外あたりに、カエルを食べない人々がいました。そこでは、人々はカエルとキスをし、カエルと愛を交わしていました』この展覧会を、カエルたちが鑑賞者のように、ゴリラと紳士、キツネと婦人、ロバと男といった3人の作品中の登場人物を眺める場とするならば、テラーによるおとぎ話の書き出しはこのように始まるだろう。彼のすごさは、ただイメージによってシンプルなストーリーを伝えるところにあるのではなく、カリスマ的で気難しい写真家のウィリアム・エグルストン、この世のものとは思えない女神のような女優のシャーロット・ランプリング、そして野人のようなユルゲン・テラー本人、といった普通じゃない人物たちを魔法が解けてしまったのかのように普通の人物に変えてしまう手腕に、実はある。この展覧会は、カエルたちと動物界の相棒を連れた3人の人物との対話と邂逅として成立しているのだ」

 

Shingo Kurono