学校帰りに某サムギョプサル屋に行った。
チャーハンを頼み、テーブルに置かれた鉄板で店員さんがチャーハンを作ってくれる。
かなりワイルドに、隣のテーブルまで米粒を飛び散らし、テーブルをガタンガタンさせながら作ってゆく。
ほぼ出来上がりに近づいたその時、右手にもったヘラの動きが変わる。
まるでフランス料理の盛り付けをして、ソースをかけているようなしなやかさだ。
そしてチャーハンは綺麗なハート型に形取られて、愛らしい笑顔と共に店員さんは去っていく。
Shingo KURONO
サムギョプサル
SHINGO KURONO
1985年生まれ。2006年フランスへ渡りデザインを学ぶ。帰国後国内のデザイン事務所で経験を積み、2015年独立、デザインプロジェクト humar.(ユーモア) に参加。プロダクト、グラフィック、WEBデザインなどジャンルレスにデザイン活動をしている。作る側とそれを使う側の新しいコミュニケーションを模索するTHE HOTEL LINKSや、お茶ブランドTheThéを運営。
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