コミュニケーションは思考・感情を伝え合うこと。その中で言葉というのはコミュニケーション方法の一つでしかない。その言葉にも表現方法は色々ある。
言葉という表現にもトークと文字の2種類の方法が大きく分けてある。どちらも非常に重要だがトークの方が伝わりやすいだろう。語彙、話し方、抑揚、表情、ジェスチャーなどトークには多くの要素が含まれる。視覚的にも聴覚的にも伝えることが出来るトークは非常に重要である。
友人、恋人、ビジネス、どれをとってもトーク力はそのまま結果に直結する。この重要性を理解しない人は恐らくいないと思う。では文字はどうだろう?
SNS全盛の時代。熱量をもたせた文字の力
僕たちはSNS全盛の時代に生きている。友人、恋人、ビジネス、どれをとっても手書きはあまりなくPC・スマホの文字で伝えるだろう。手紙の重要性はまたの機会に話してみたいが、今日一番伝えたいことはこの「文字の力」である。
手書きでないと気持ちが伝わらないと思ってる方もいるかも知れない。しかし僕たちは日々本・雑誌・SNSの文章よって心に多大な影響が出ている。当たり前すぎて意識すらしていないかも知れない。
デジタルな文章でも気持ちに影響を与えられる。熱量を持たせた文字の力は時にトークを凌ぎうる。
文字で気持ちを伝えられるリーダー
僕はそういう文章でも熱量を伝えることが出来る能力がリーダーには必要だと思っている。メールなどであってもその人の顔や話している姿が想像出来るぐらいの生々しさを持たせられる力。僕も何度もそんな経験を受けてきた。
だからこそトークと違い表情も話し方もわからない、つまりは難しいとされる文字でも気持ちを伝えられかどうかに価値を感じる。
僕は気持ちや想いを常に言葉で表す。トークでも文字でも伝える。時に功罪があったとしても僕は言葉の力で得たものが大きいし、文字の力でも多くのモノを得た。
仕事においてもスタッフに熱量をこめた文章を送る。時間や物理距離で話せなくとも文字の力で伝える。絶対に本気の熱は文字にも宿る。それが「文字の力」。
◉柳父豊(ヤナブユタカ)
”モダンジェントルマン”
1989年大阪府生まれ。立命館大学の建築学科卒業後、内装系の上場企業で働く。2014年にお洒落賃貸不動産「R-STORE」や”泊まれる本屋”「BOOK AND BED Tokyo」などを手がける株式会社アールストアに入社。さらにその傍ら複業で”紳士の社交場”をコンセプトとした移動式ミュージックバー「ZIP CODE Tokyo」を共同代表として立ち上げる。2018年より「WASH&FOLD」を運営する株式会社アピッシュに入社し社長室にて勤務する。
“これで良いではなく、これが良い“という審美眼を日々磨いている。座右の銘は「欲望と情熱と美学」で、ファッション・インテリア・音楽をこよなく愛する。現代の紳士”モダンジェントルマン”になるべく紳士道を追求中。
▶︎Instagram https://www.instagram.com/yutaka_eye/