究極の「コンパクトな財布」を求めて -前編-

こんにちは。スズキリです。

タイトル通り、パンツのサイドポケットに入るくらいコンパクトな財布を探し求め、この3〜4年で10種以上の財布やマネークリップを試してきました。最近自分に取って「コレだ!!」という製品が決まったので、いくつかピックアップして紹介してみたいと思います。

店舗があるものは実際に見に行き、ないものは買って使ってみて、人に話すとドン引きされるくらいの執念で小さい財布として販売されているものはほぼチェックしたと思います。

かつては僕も二つ折りの財布をパンツのヒップポケットに入れて使っていました。が、座る際に姿勢が崩れて背中が痛くなったり、体重がかかっているせいでクレカやキャッシュカードが割れてしばらく不便な思いをしたりするうちに小さくて薄い財布を探すようになりました。

今回紹介する財布は全て下の条件を満たしています。

・パンツのサイドポケットに入るくらい小さい
スマホより小さく、あまりかさばらないもの。

・必要最低限の機能は揃っている
小さい財布は使いづらいものが相当多いです。その中でも、ある程度はスムーズに使えるもの。

・ある程度所有欲を満たしてくれる
レザーは特にしっかり作り込むほど厚く、大きくなってしまいます。小さく、かといって安っぽくないもの。

 

それでは早速1つめ。

 

オモテ

ウラ

池之端銀革店コンパクトウォレット「Cramp」

17,280円(税込) 9cm × 8cm × 3cm ラインナップ各色あり

公式サイトはこちら

日本製でかなりしっかりした作りの3つ折り財布です。オモテ面は封筒型、ウラ面は真鍮のボタンのコインケース。今回紹介するものの中では大きめの部類ですが、このしっかりした作りでここまでコンパクトになっている事に驚きます。

コインケース

 

ガバッと開くコインケース。不思議な作りで、小銭を入れて揺すると嵩張らずいい具合に分散されて収まります。

開いた様子

お札入れ

 

開くとこのような形に。よく使うカード用のポケット(MAX1枚)、メインのポケット(MAX9枚)に分かれています。

 

お札入れにはフラップが付いています

めくると収納スペースが!

 

お札入れには薄いフラップが付いていて、中に領収書やチケットなどを収納することができます。

 

非常に薄いです

 

厚みはこのくらい。他の小さな財布は入れたカードや小銭の量によって厚さがかなり変動しますが、この「Cramp」は常識的な量のお金であればこれ以上厚くなりません。コレ、かなりすごいことだと思います!

 

・こんな人にオススメ

小さな財布とはいえある程度の高級感や収納量が欲しい人。カードを絞り込んでも10枚くらいは持ち歩きたいという人。

 

・気になる点

パンツのサイドポケットに入れるにはやや大きいかもしれません。タイトなパンツだと入らない事も。スーツの内ポケットなどにはちょうどよさそうです。

3つ折の財布全てに共通することですが、お札にクセが付いてしまうのでレジで若干恥ずかしい&店員さんからすると機械に通しづらく嫌がられているかもしれません……。

同じメーカーのcom-ono TINY-002という製品も買ってみましたが、そちらはボタンも真鍮ではなくニッケルメッキらしきもの、コバ仕上げもなくカード入れはゴム、とコンパクトさ最重視で僕はあまりしっくりきませんでした……。

 

 

オモテ

MINIMALIGHT「PLAY WALLET – X-PAC」

4,320円(税込) 6cm×9.5cm ラインナップ各色あり

公式サイトはこちら

アウトドア、スポーツ、フェスや旅行用ならコレで決まりだと思います。耐久性抜群のX-PAC生地で作られていて、外側にはループが付いているためポケットから取り出しやすくなっています。かなり軽いためカラビナ等でバッグに付けてもよさそうです。

もともと台湾の「秋刀魚」という雑誌で紹介されていて知りました。僕が買ったのは2016年頃で比較的在庫に余裕がありましたが、最近は転売が行われるほどの人気商品になっているようです。

 

ウラ

開いた様子

 

裏面はジップ式のコインケース。開きやすい作りです。開くとゴムで止めるカードホルダーが見えます。(入っているカードはクレジットカードではなくヘアサロンの会員証ですのでご心配なく)

10枚くらいまで入りますが、厚くなってしまうので5枚くらいに絞った方が使いやすいです。

 

お札入れ

ハリがある生地のため膨らんで見えますが、実際はもっと薄くなります

 

お札入れは仕切りなくシンプルな作り。ナイロン生地でできているので濡れや引っ掻きにも強く、アウトドアにぴったりの製品。僕は海外旅行時に空の状態で持っていき、現地通貨や最低限のカードを入れて使っています。

 

・こんな人にオススメ

小さい、軽い、薄いアウトドアや旅行用の財布が欲しい人。

 

・気になる点

本体をマジックテープで留める仕組みのため、開けるときにバリッと音がします。僕は気にしないのですが、嫌な人もいるかも。最近はボタンで留めるレザータイプもラインナップされているようで、音が気になる方はそちらもいいかもしれません。先ほどと同じく、構造上仕方ないですがお札に3つ折のような癖がついてしまいます。

 

 

オモテ

ウラ

「The Ridge」チタンモデル

105ドル(海外公式サイトから送料無料で購入できます)5.5cm×8.8cm×0.6cm ラインナップ各色あり

公式サイトはこちら

小銭は諦めましょう。僕は鍵と一緒にベルトループに通す小銭入れを併用していました。質感の高いマネークリップです。日本のサイトでも購入できますが価格が倍くらいになるので、よほど英語が苦手でなければ公式サイトから購入するのがおすすめです。

もっとリーズナブルなアルミモデルやプラスチックモデルもありますが、チタンが一番かっこいいと思います。結構ズッシリくる重さで存在感があります。

 

左下の凹みを押し出すとカードが出ます

手でガバッと開ける事も可能。

 

仕組みとしては、強力なゴムバンドでカードを挟み込むようになっています。1年ほど酷使しましたがゴムがヘタる気配はありません。一応、交換用のゴムも購入できるそうです。

このRedge、なんとスキミングガード機能付きなんだとか。今の所スキミング被害にあったことはないのであまりピンときていませんがセキュリティが高いのはいいことですね。

裏面のクリップはスッとお札や領収書を抜き差しできます。いちいちお札をたたむのは面倒ですが、電子決済メインの方であればあまり困らないと思います。

 

かなり薄い

 

クレカ2枚でこの薄さ。カード10枚くらい入れるとちょっと厚くなりすぎるので、5枚くらいまでがちょうどいいでしょう。今は大体のポイントカードをアプリに移行できるので、身分証、メインのクレカ数枚くらいまで絞れると思います。

 

・こんな人にオススメ

ほぼ現金を使わない人。スキミング対策をしたい人や、金属カッケー!と思う人。

 

・気になる点

単体で75gあるので重く感じるかもしれません。1年くらい使うとクレカのエンボス面の印字が擦れて消えてきたので、構造上仕方ないとはいえやや残念です。(消えても読めるので別にいいといえばいいですが)お札を毎回4つ折にするのも手間に感じるかもしれません。

 

今回はここまで。スマホや時計で決済ができるとはいえ、財布は基本的には毎日持ち歩くもの。妥協なく選びたいですよね。次回はいよいよ最も気に入っている財布たちの紹介です。

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