プロジェクションマッピングを続けてきたから思うこと

こんにちは、名久井咲です。
前回の記事でプロジェクションマッピングを始めて6年たったことについて書いたのですが、今回は6年間プロジェクションマッピングの事業に取り組んきて思うことについて、お話していきたいと思います。

続けてきたからこそ感じるのは、機材の進化

2013年から2019年の今まで続けていて思うのは、一番は機材の進化です。
パソコンのスペックが上がり、映像の解像度がFHDから4K、8Kになっていったこと、レンダリングの速度も上がり、3DCGのクオリティが高くなっていってること、プロジェクターのバリエーションが増え、明るさや彩度が上がったこと、プロジェクションマッピングに特価した規制ができたこと、これらがこの6年で大きく変化したことだと思います。

プロジェクションマッピングの認知度

一方で、プロジェクションマッピング自体の認知度は、意外と曖昧なまま浸透していってしまったなと思いました。
まず、「プロジェクションマッピング」というネーミングをしっかり知らない人がとても多く、プロジェクトマッピングとか、プロジェクトマップとか、プロジェクションマッップ、中にはプロジェクトエックスというのも耳にしたことがあり、びっくりしました。
プロジェクションマッピングというもの自体は見たことがあっても、何を持ってしてプロジェクションマッピングなのかや、これがなんという名前のものなのかは、意外と気にしない人も多いのだなと実感しました。

プロジェクションマッピングの見方の違い

プロジェクションマッピングを見ているときの見方も様々だなと感じます。
投影している物の注視して見る人、映像のクオリティだけを見る人、映像のストーリー性だけを見る人、機材ばかり見る人、様々です。
ただ、どこか一点ではなく、全体ではじめて「プロジェクションマッピング」なんですよね。映像だけを見たら、それはもうプロジェクションマッピングではないと、私は思います。

プロジェクションマッピングは、マッピングした物にプロジェクションするからプロジェクションマッピングなので、何をどう見るかはそれぞれの自由だとは思いますが、その一点を見て評価するのは、ちょっと違うかなと思います。
もちろん、どこか一点だけ見てどれも満点なのが最高なのかもしれません。商業的に制作していると、どの制作においても同じですが、プロジェクションマッピングにも予算や時間、それぞれの意向があり、作られています。

さいごに

今後もプロジェクションマッピングを続けていく上で、展示会や市場調査は続けていきたいなと思います。
また、誰かに伝えるときに、知らなくても伝わるように伝え、知らなくても楽しめるように見せるということがとを忘れず心がけていきたいなと思います。

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名久井 咲
1988年生まれ。東京を中心に活動するフリーランスデザイナー。
主な活動内容はプロジェクションマッピングやレーザーマッピングによる空間演出と、グラフィックデザイン、Web制作、映像制作による広告デザイン。
うさぎやねこのキャラクターのLINEタンプも販売中。

HP : www.nakuisaki.info
LINEスタンプ : https://store.line.me/stickershop/author/1662
オリジナルグッズ: https://www.pixiv.net/fanbox/creator/2065501/shop

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