東京ドームのライブで使われていた演出について

こんにちは、名久井咲です。

早いことにもうそろそろ年末ですね。今の仕事を始めてから、ライブのVJ映像を作ることがあるため、年に何回かライブを見に行っています。

今回は11月に観てきた東京ドームの「東方神起」のライブを見てきたので、ライブ演出についてお話いていきたいと思います。

東方神起の東京ドームライブ。演出内容を考察

今回の東方神起の東京ドームのライブでは、センターのメインモニターと両サイドのモニター、可動式LEDパネル、ステージ床のLED、ムービングライト、レーザー、3D Holographic Displayが使われていました。

今回驚いたのは、メインのモニターが中央で折れ曲がっているモニター。センターの席で観ていないと、画面が全て見えない構造だったので、思い切った形だなと思いました。

また、可動式のLEDパネルは、ステージの入れ替えなどの目隠しにもなりつつ、可動することでステージを大きく見せていました。ムービングライトやレーザーの設置台数は、比較的少なめに感じました。

今回のライブのVJ映像は、リアルタイムで撮影している映像にエフェクトやアニメーションを合わせた演出などが多いことが新しかったです。

そして、3D Holographic Displayですが、展示会や店舗常設ではよく見かけるようになりましたが、ライブのダンサーがそれをもって踊るのは斬新だなと感じました。


画像出典: Orbis holographics – Kinomo

この3D Holographic Displayというのは、扇風機のような形状で、羽にLEDバーが付いていることにより映像が浮かび上がってホログラム映像のように見えるシステム。

海外では5年前くらいから実用されていましたが、日本では未だにあまり普及されていません。新宿駅近くのウェンディーズバーガーとNIKE、渋谷109のサマンサタバサ、先日オープンしたばかりの渋谷の東急プラザなどに常設で導入されていました。

今回見てきたライブでは使用されていませんでしたが、ザイロバンドという、wifiコントロールで光を制御できるペンライトのようなものも、最近のライブでは使用されることが多いです。このシステムを使うことにより、曲に合わせたカラー変更や、ライトで文字を描くことができ、従来のペンライトよりも観客がより演出の一部になることができます。

今の技術に+αできるように

アーティストによりライブの演出は様々ですが、毎年新しい演出が少しずつ加えられているなと感じました。来年も今の技術に+αできるよう、情報収集や企画ができればと思います。

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名久井 咲
1988年生まれ。東京を中心に活動するフリーランスデザイナー。
主な活動内容はプロジェクションマッピングやレーザーマッピングによる空間演出と、グラフィックデザイン、Web制作、映像制作による広告デザイン。
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