鉛筆と心を折っている人のメンタル対処法

 

どうも!
鉛筆彫刻人のシロイです!

残暑厳しいですが皆さん大丈夫ですか?

さて、鉛筆彫刻をしていますと不思議なことが起こります。
それは会う人会う人にほとんど同じことを聞かれるんですよ。

「心って折れないんですか?」

と、
ここで

「ええ、もちろん。私には折れない心がありますから。」

とドヤ顔で答えられたらいいんですが私はそんな人間ではないのでいつもこう答えています。

「折れますよ!いつも鉛筆と心も折れてます!」

折れるを通り越して砕いて得た過去の教訓

心が折れないかと問われれば速攻で「折れる」と答えています。私のメンタルは強くはないことはしっかりと自負しております。だからこそその対策もしています。

そして1つの教訓を持っています。それを得たのは鉛筆彫刻を始める少し前まで遡ります。

その時、私は大学生でした。あまり主張するタイプではなく成績はそんなに悪くもないごくごく普通の控えめな大学生。ですがある日突然普通ではなくなってしまったのです。

医者にうつ病と診断されたのです。

大学4年時、就職活動、卒業論文のための研究、人間関係、複雑に絡んだストレスが弾け原因不明の頭痛から病院を何軒も回って出た答えがこれでした。

そこから多くのものを失ってきました。ですが今思えばかけがえのない鉛筆彫刻に会わせてくれるきっかけだったんだと前向きに思えるようになりました。そして何より私に生きる上で1つの大きな教訓を与えてくれました。それは…

「折れた心は見て見ぬふりするな」

教訓の中身

今回、私の辛い過去をカミングアウトしたのは1人でも多くの人が私と同じ過ちをしないでもらいたいと思ったからです。

心が折れること、あなたも1度や2度、経験があるのではないでしょうか?

「仕事のプロジェクトで急な変更が決まり一生懸命やってきた来たことが無駄になる」

「思わぬ形で信頼していた人から裏切られた」

「あんな失敗を何でしてしまったんだろう…」

大きな事から小さな事まで様々あるでしょうが心はダメージを受け折れてしまう、もしくは折れる手前まで傷ついてしまう。ここで大切なのが

「見て見ぬ振りするな」です。

心の状態を無視せず認めてあげる。私の場合、もう折れているにも関わらず「自分の努力が足りないだけだ」と強がり無視し続けた結果折れるどころか砕いてしまったのです。ポイントは心の現状把握なのです。

 

折れた心の対処法

では心を砕き、今なお鉛筆と共に折り続けている私の対処法をお話しましょう。それは…

「紙に書き出す」ことです。

筆記開示、エクスプレッシブライティングとも言います。今思っていること、今日感じたイライラや不安をとにかく紙に書き出すのです。誰にも見せないノートを作りひたすらに思っていることを全て書き込んでやるのです。

1日20分を4日以上を続けていくとうつや不安が改善し、ストレスが穏やかになるといいます。私は10分、時間があれば20分を毎日しています。

何故紙に書き出すことがいいかというとまず頭の中の重荷を下ろせる、そして言葉として書き出すことで考えていることが客観的に見える、つまり心の状況把握がしやすくなるのです。実際にやってみると思った以上に頭が軽くなりますよ。

 

鉛筆彫刻人流、鉛筆が折れた時の応用編

ここで心と鉛筆を同時に折っている鉛筆彫刻人の応用編もご紹介しましょう。では仮に「数十時間かけていたものが折れてしまった」としましょう。想像するだけで頭がクラクラしてきますがこの時に私がまず行うことは…

・紙に折れた原因と対策を書き出す(この時は間違っていてもいい)

まず折れた原因を無理やり書き出すことで折れたという客観的事実を認めさせざわつく心を落ち着かせます。そして対策もセットで考えることで次の行動に移りやすくなります。頭の中で悶々と考えているよりも心の整理と行動が早くなるのです。

もちろん、これだけで全てスッキリ次にいけるとはいきませんがこれを続けることによって以前よりダメージの回復が早く、更には失敗はデータになると前向きの考えもできるようになりました。

私達は生身の人間です。波のように調子がいい時、悪い時が必ずあります。生きていればずっと心が折れないなんてことはないはずです。ですからまずは折れたことを認めてあげる。「折れたっていいんだ。人間だもの」と。そして折れたということはそれだけ何かに一生懸命取り組んだ証、挑戦した証でもあります。

この鉛筆のように良い、悪いと左右に振れながらも上を目指していきましょう。そして鉛筆彫刻は折れてしまえばそこで終わりですが心は元に戻れる力があります。それ以上に更に強くなることもある。折れるからこその力があると鉛筆彫刻人は思います。

最後にもう一度言わせてください。

「折れた心は見て見ぬ振りするな」

 

 

 

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