史佳Fumiyoshiはわがままにいる?

はじめまして。三味線ジャーナリストの史佳です。現在、ニューヨークに在住。10月のカーネギーホーコンサートに向けて、目下奮闘中。

三味線歴30年以上になりますが、奥が深い故に、苦しい、、終わりがない。だから、一生の仕事にできるんだなあと。日本酒大好きな史佳Fumiyoshiが菊水BREWの記事をこれから月一で発信します!

史佳Fumiyoshiはわがままにいる?

5月のポカポカ陽気マンハッタンのど真ん中、55th streetにあるアジア系多国籍料理のお店「wagamama」。

ここは、新潟の銘酒菊水を取り扱っているお店だ。早速、ふなぐち一番しぼりを嗜みながら、(冷凍?)枝豆を食す。香りとコクのあるふなぐちと淡白な枝豆の相性は抜群である。あー、茶豆、、、新潟の夏が、恋しい。

一年ぶりにニューヨーク入りしたのが4月9日。約一ヶ月が経った。店内での飲食が制限されているため、テラス席で、ニューヨークの恩人と2019年10月のカーネギーホールコンサートの思い出話に花が咲く。

ニューヨークカーネギーホールでの三味線コンサート

2019年10月5日ニューヨークカーネギーホールでの三味線コンサート“The passion of shamisen”はトリプルアンコールまで出て、会場はスタンディングオベーションであった。打ち上げは、エンパイアステーキハウス54th店で、菊水の樽で鏡割りを行い、その大成功を皆で祝した。

これを機に、更なるニューヨークでの演奏活動を活発化させていこうと決意した矢先、コロナ禍が世界を震撼させた。2020年、全世界のエンターテイメントが止まった。私は地元新潟にとどまり、文化芸術の足を止めてはならないという並々ならぬ覚悟で、演奏活動を行ってきた。菊水酒造さんとは、同じ日本文化の継承、真価という点で多くの共通項があり、よいパートナーシップを築いてきた。一番苦しかった2019年を懸命に支えてくださった菊水酒造さんにあらためて、感謝をしたい。

今年に入り、1月下旬ニューヨークカーネギーホールから、10月にコンサート開催可能との連絡が入った。三味線の神様からのお告げだと確信した。今年動かなければ、日本の伝統音楽は、さらにその衰退の一途を辿るであろう。この危機を乗り越えるには、世界のエンターテイメントの中心であるニューヨークから、その復活をPRしたい。

さぁ、2020年は、全国民が、従という精神で耐え抜いた。今年は、従では、取り返しがつかない。ここは、大きな起爆剤が必要である。そう反である。反作用のタイミングが来ている。日本酒と三味線の関係性や奥深さを紐解き、日本のアイデンティティであるこの日本文化を、世界文化へ押し上げる。その使命感を持って、ここニューヨークマンハッタンに乗り込んで来たのである。

そんな壮大なスケールの夢を持ちながら、ここマンハッタンから、定期的にこの菊水BREWをお届けする予定。どうぞ、お楽しみに。

wagamama最後は、ルームメイトのために、とりの照り焼き丼をテイクアウトした。

結論、史佳は、わがままの真っ只中を突進中。

Keep Going!!

□ ANOTHER STORY

tomoaki-murano

SHINGO KURONO

YOSUKE KERA

SHINGO KURONO