【20年後には絶滅の危機さえある、日本の生地作り】
繊維産業の事業所は1980年代に66174カ所、総従業員数は115万人もいましたが、2010年には15902カ所、30万人まで低迷していて2016年現在もどんどん減少しています。
その影響は海外からのファストファッションの上陸や国内ブランドの海外への生産拠点移動のためと言われています。(経済産業省工業統計)
しかしながら一部の生地屋は繊細な技術力を武器に欧州のハイブランドへ生地を提供している事実は消費者の皆さんにはあまり知られていませんね。彼らの技術で作られる生地は高級な原料を巧みに操り、日本の風土や職人にしかできない独特の風合いがあるのです。
そんな生地屋の中から最強級のジャパンテキスタイルを作る、テキスタイルベガ様に出会ったのは1年ほど前。TH_READのように繊維業界の現状を伝えながらものつくりをしていくコンセプトに共感してもらうことができ、フィンクスコットンを作っていただいています。
先日、セコリ百景の大滝代表と一緒に取材してきたテキスタイルベガさんの事務所、そして機屋さんの写真を7月3日、日曜に公開します。
STYLER代表の小関氏も司会としてきてくれます。産業の衰退をテクノロジーで改革する、そんなアイデアも出てくるかもしれません。
タイミングが合えば是非遊びに来てください。
今はまだTH_READは小さなチームですが、将来的には我々のコンセプトを理解共感してくれるさまざまな人達と一緒に、ジャパンテキスタイルを世界に発信していきたいと考えています。私よりテキスタイルの知識のあるシニアの方、経験豊かなパタンナーの方、発想力豊かなデザイナー、お客様が満足していただけるようサービスができる方、理念に共感してくれるブランドの方、伝えることに長けているライターの方、テキスタイルを使用したプロダクトデザイナー、そんな仲間が今後増え、チームが大きくなる。そんな今までに無い組織形態を目指しています。日本全国のテキスタイル産業の永続的存続とジャパンテキスタイルを世界に発信し、ブランディングしていくことが、我々の企業理念、たくさんの仲間を募集しています。