週末珈琲店、はじめました。
とは言っても、イベントの話。
地元、福島でパンフェス(パン屋さんが集まるマルシェイベント)があり、『aizulover』で出店して、珈琲を淹れてきました。
場所は、福島県須賀川市『tette(テッテ)』という市民交流センター。
2019年の『グッドデザイン金賞』も受賞しており、とても気持ちのいい素敵な施設。
福島県須賀川市『tette(テッテ)』
カフェ『ordinary coffee』店主サイトウさんからのお誘い
tette1階のカフェ『ordinary coffee』を営業をしている店主サイトウさんにお声がけいただき、今回参加させていただきました。
「パンのイベントだし、コーヒー屋さんが、もう1店舗あったほうがいいんじゃないか?」
そんな感じのノリだったそうです笑
でも、ぼくにとっては、とてもうれしいことでした。
誰かの頭に、「!」と自分の顔が浮かぶのって、なんだか素敵なことじゃありませんか。
というわけで、お誘い受けて二つ返事で参加を決めたのでした。
初開催の「こちらパンフェス vol.1」
会場には、県内から素敵なパン屋さんや、雑貨屋さんが集まり、とてもいい香りと賑わいを見せており、ぼくはそのかたわらで、地道に珈琲を淹れ続けました。
vol.1ですから、前例があるわけでもない。
なんか、そういうのワクワクします。
なのでぼくも、できる限り事前の準備をしてみました。
今回、使用した珈琲
豆は、地元の会津若松のロースター『ラバーズコーヒー』にご相談しました。
ご提案を受けた中で、普段よく飲んでいて自分が馴染みのある『ケニア』を、ネルドリップ抽出に合わせて、特別に深めに焼いていただきました。
今回は、オーダーできなかったけど、もう一つ提案のあった『グアテマラ』も今度は試してみたいな。
Lover’s Coffee
今回、使ったモノたち
普段使い慣れた『タカヒロ』の細口ポット、
サーバーには『会津本郷焼(宗像窯)』の片口を使用しています。
以前にこのブログでもご紹介した、東京・鳥越の名店『蕪木(※現在は移転休業中)』店主、蕪木さんから購入のオリジナル『ネル』は、そろそろだいぶいい色に。
あ、もちろんシャツは『会津木綿』(38CMSTANDARD)です。
これでゆっくりと時間をかけて抽出していき、、
『会津本郷焼(早春窯)』の作家、田崎宏さんの器でご提供。
流れるようなくびれを描いた白磁のカップ。
実はこれ、ラバーズコーヒーにオリジナルで作っている『ラバーズカップ』
それをお願いし、あるだけのサンプル品をお借りしてきました。
“面倒なこと”ほど、やる意味がある
わりと本心から、そう思っています。そこに「意図」があるならば。
普段、イベントでは“紙コップ”での提供が普通なんだと思います。
それは、今回やってみてよくわかりました。
サンプル品とはいえ、イベント会場にカップを持っていると、落として割っちゃう可能性だってある。
車でそのまま飲んで帰りたい人にとっては、「えっ?」って感じだろうと思います。
飲み終わったカップは、お店にもう一度戻さなきゃならないし。
ただ、ぼくはまだ“駆け出し”なんです。
一般的に“面倒”と思われていることでも、できる限りで「やりたい!」と思っています。
『ネルドリップ』での提供も同じ思いです。(抽出するたびに洗うのが、やっぱりたいへんな作業)
でも、それでも、「やってみたいこと」をやった。そんな1日。
“aizulover”なので、会津のものを『自分という場』を通して、表現したかったんです。
疲れたけれど、自分を表現する場があるって、とても素敵なんだと思います。
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小川 大介|aizulover
1985年生まれ。福島県会津若松出身。
何につけてもaizulover。
主なテーマは、日本酒、工芸、本、コーヒーなど、
身の回りの愛に溢れたものを書きます。
好きなお酒は会津娘。
会津の珈琲マンを目指しています。(2020年夏頃)
『地元』が好きな人と、繋がりたい。
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