こんにちは! 台湾に語学留学中のケルトの笛のhataoです。
1ヶ月の留学は、もう来週で終わります。
これまで約8年、中国語をほぼ独学して来ましたが、今回初めて学校に通い、若い学生たちと一緒に毎日授業を受けています。教室の中では、先生も含めて自分が一番年上。旅行で身分証を求められるときに、「留学生です」と言うのが、嬉しくもあり、こそばゆくもありました。
アイリッシュ・ミュージック・キャンプを主催
今週末はコンサートに出演し、台北市で台湾人と一緒に「アイリッシュ・ミュージック・キャンプ」を主催しています。20名ほどの学生を集めて、3日間、朝から夕方までレッスンをしたり、講義をしたりします。
この講座では、日本人のプロの演奏者も講師として加わっているので、中国語と英語で講義をします。もともとアイルランド音楽と中国語は関係ないのですが、近年は中国や台湾でもこの音楽を楽しむ人が増えており、趣味の中国語学習を仕事に役立てる機会として毎年講師をしています。
身につく勉強とは?
僕はもともと、音楽家にならなければ英語の先生になっただろう、と思うくらい語学学習が好きです。今は英語と中国語と韓国語を並行して勉強しており、積極的に生活や仕事で使ってもいます。
語学学習は最初がいちばんしんどくて、ある程度身についてくると、あとは日頃、聴いたり使ったりしてゆくうちに自然と使える語彙や文法が増えてゆくものです。長く続けていける、素晴らしい趣味です。
社会人の勉強時間は社会人の1日たったの6分だ、という調査結果があるようです(ニュースソースは検索すると、すぐに出てきます)。
僕は学生時代、割と勉強は好きな方でしたが、得意科目と苦手科目との差が激しく、苦手な理数系科目はほとんど手をつけない状況でした。だから今でも3月の決算が頭痛のタネなのですが……。
成人してからも、仕事である音楽以外に、自主的に勉強をしてきました。しかし、その中でも身についたのは、語学くらいで、他にも簿記、フォトショップ、ウクレレ…などお金を払って習ってはみたのですが、結局ものになりませんでした。最初から深い興味あったわけではないし、身につかなくても困らないからだったんでしょうね。
勉強したことを身につけるには、必要性があること、そして興味があることが条件だと思います。そして自分がやらなくても回ることは、覚える必要がないのだと知り、簿記やデザインはすっぱりと諦めることにしました。
教室経営でビジネスを構築する
さて、前回記事(音楽家がレッスンでビジネスを構築する方法(2))の続きで、レッスンビジネスを構築する方法についてお伝えしていきます。
音楽講師の仕事は自由でとても良いのですが、怪我や病気をしてしまうと仕事を続けられない不安定さがあります。それをどのように安定化させるかというアイデアについて、さらにいくつか提案します。
(1)教室を経営する
自分が教えるかたわら、音楽講師と協力して教室を経営します。自分は場所を提供し、宣伝集客もします。一般的に講師の給料は歩合給となります。僕が昔カルチャーセンターで講師をしていたころは、グループレッスン90分1回2,500円の月謝で、そのうち1,000円を会社に支払っていました。割合は6割が自分、4割が会社です。
賃貸物件で会場を借りると、家賃の支払いが固定費となってしまいますから、自宅の一部を利用するとか、公民館のような安く利用できる会場を使うとリスクを抑えることができます。
ただ、経営者になると宣伝集客、講師や生徒さんとのコミュニケーション、会計、税金の申告などの面倒も増えるので、それを引き受けられることが条件となります。
こうして教室を経営する人の中には、最初は自分で教えていたけれど、人気が出すぎて、仕方なく入門の生徒さんを他の講師に任せる、という方もいることと思います。
(2)楽器販売をする
楽器店と協力して、教室を通じて生徒さんに楽器を販売します。これは生徒、講師、楽器店それぞれにメリットがあります。
生徒にとっては、先生が推薦する楽器ですから、迷いや不安がありません。また楽器に問題が生じたときは、まず講師に相談すればよいので、安心です。
講師にとっては、生徒の要求や個性にあった楽器を選ぶことができますし、自分が良く知っている楽器を教えるので、ストレスもありません。また、楽器店を通じて購入することで紹介料を得られるように交渉すれば、収入にも結びつきます。
楽器店にとっては、講師を通じてお客さんを紹介してもらえますから、宣伝費を節約することができます。また、購入時のトラブルも起きにくいでしょう。
僕は楽器店の経営をしており、全国の楽器講師の方々と提携して、定価よりも少し安くお譲りしています。
今回は2つのアイデアをご紹介しました。教室についてのお話は、次回も続きます。