何度も読み返す本があったり、何度も見る映画がある。
昨日は久しぶりに明け方まで作業していた。
寝てない自慢ではないのだけど、学生時代を思い返すようで、少し心が浮かれた。
昔は寝る時間がもったいないとか言っていた。
BGM代わりに映画のリトル・ミス・サンシャインを流していた。
何度も何度もVHSがすり切れるくらい見返して(うそ。DVD。)、
なんともどうしようもない、やりきれないようなことが起こる登場人物たちは、
それぞれにもの悲しさがあって、夢をあきらめざるをえなかったり、なにをやってもうまくいかない。
それでも娘の夢の為に、家族みんなでワーゲンバスを押して、
ブー、ブー、とクラクションをならしながら、途中で他界してしまったりもするけれど、
なんとか目的地にたどり着く。
最後のオチがとてもよくて、何度見ても泣いてしまう。
どんな状態でも、どんなことがあっても、悲しくても、寂しくても、
罪悪感を抱きながらアイスクリームを食べて、
仲間がいれば、幸せだ。
エンドロールが流れ始めたころに、ちょうど空がゆっくりと明るくなってきて、
日が射してきた。いいタイミング。ミス・サンシャイン。
日が長くなりました。
Shingo