柳父 豊/Yutaka Yanabu

家具・インテリア『Rigna(リグナ)』代表取締役社長(東証一部 綿半グループ) 1989年大阪府生まれ。2013年立命館大学の建築学科卒業後に東証一部の大手照明メーカーに入社。その後不動産ベンチャーに転職で上京。4年の勤務のうち後半2年は副業起業。当時26歳の時に“紳士の社交場”をコンセプトとした移動式ミュージックバーを共同代表として起業する。2018年経営者としての成長を求めてベンチャーへ転職(事業の共同代表も退任)。社長室室長として経営に携わる。2019年8月にリグナ株式会社へ社長室室長としてジョイン。2020年2月に取締役社長に就任。10月に東証一部の綿半ホールディングスへM&Aでグループ入り。代表取締役社長に就任。

シャビーシックな賃貸リノベ。

友人や知人には港区のタワマン住んでそうだよねと言われる柳父です。
実際には港区でなく目黒区だし、タワマンとは真逆の小さな戸建に住んでいます。
ガラス張りやコンクリート打ちっぱなしに住んでそうとも言われるのですが、そちらも全く逆でシャビーシックなリノベ物件に住んでいます。

お洒落賃貸不動産サイト「R-STORE(アールストア)」で働いていた期間も長かったので、物件に対する目は肥えていると思います。
大学でも建築を専攻しておりましたし、住空間への関心は高いです。

その上で世の中の多くの人の物件選びには疑問があります。
「新築(築浅)」「駅徒歩〜分」「追焚」「鉄筋コンクリート」「近くに〜がある」・・・etc
誰もその家の持っているデザインや雰囲気への情緒的価値に意識を配らないんですよね。
服装がお洒落なのに家はお洒落じゃない人も日本では多いと思います。
なぜなんだろう?
家具業界に来てなおのこと思います・・・。

家選びの基準に情緒的価値を

物件の話に戻りますが、家の選ぶ基準には情緒的価値をもっと重きを置く人が増えて欲しいですし、家が美しいと感じれることは人生の豊かさに寄与すると信じています。
そういう選択肢の中に「ヴィンテージ」のもっと評価があがるといいなと思っています。

デザイナーズ=コンクリ打ちっぱなしと思っている人も多いですし、ザ高級感のあるタワマンだったり、リノベが好きと言ってる人もリフォームが好きだったり(それは単に綺麗な設備がほしいだけでしょう)するのが大半です。

一部のマニアックな人だけがヴィンテージマンションなどに萌えているわけですが、本来はもっと注目されて良いジャンルです。

シャビーシックな家をご紹介

話し始めると長くなるので、スーツを休日でも愛用するような僕が住んでいるシャビーシックな家を今回はご紹介します。
ヴィンテージ賃貸、リノベ賃貸へ関心をもってくださる方増えたら嬉しいですね。

スケルトン天井で、天井から床まで白塗り。シャビーシック感が好き。アート写真は友人で写真家の阿部裕介の作品。

少し模様替えしているバージョン。家具の配置だけでもぐっと印象は変わるし、導線も変わる。

リビングの照明は暗くしている。色温度も写真では伝わりづらいが温かみのある色。キャンドルとレコードの音楽も欠かせない。

リビングの日中は日当たりがよく、壁のくすんだグリーンもポイント。少し北欧テイスト

窓際にはグリーン。グリーンも大切な部屋の要素。自然があるとないとではぜんぜん違う。

プロジェクターでの映画やミュージックビデオの鑑賞も趣味。チルな時間を満喫出来る。