こんばんは。HOTEL SHE, KYOTOの花岡です。
本日(7月2日)、東京でのコロナ新規感染者が100人を超え、昨日までと雰囲気が一変。ホテル業も再度これからの方針を立て直さなけれいけないと、時勢に目を凝らす日々が始まりそうです。
そういった状況の中でも、私が暮らす京都の街では徐々に日常が戻りつつもあり、このような日々が少しでも長く続くことを願って止みません。
閉塞的な日々の中の小旅行。大阪屈指のお洒落エリア・北浜にある『THE BOLY OSAKA』
6月末に大阪で仕事の予定があったので、そのついでに3ヶ月ぶりの小旅行を兼ねて、前々から気になっていた大阪のホテルに宿泊してきました。
今回お邪魔したのは大阪屈指のお洒落エリア・北浜にある『THE BOLY OSAKA』。
過去に宿泊したホテルシーキョウトのメンバーからも常々好評の声を聞いており、ずっと気になっていたホテルの一つでした。今回の記事では、THE BOLY OSAKAさんでの滞在記と、小旅行で感じた”旅の効能”について記していければと思います。
(そもそも、当初はホテル滞在記をシリーズ化していこうと思っていましたが、コロナの影響でずっとできず、ようやく初回を迎えることになりました。)
すぐ近くに水辺のある空間
BOLYさんをご紹介する上で何よりもオススメなポイントが、客室からのリバービューです。
”リバーサイドホテル”という言葉から醸し出される、高貴さと美しさ。
対岸には国の重要文化財になっている中之島図書館を臨むことができ、リバービューの客室のテラスからは静かな川の流れを感じることができます。(ちなみに全客室がリバービューではありません。予約される方はご注意を。)
暑くも寒くもない6月末の季節、夜風に吹かれながらテラスで好きなドリンクを片手にぼーっと川を眺めるのは至福のひと時でした…。普通に住みたい…。
他にも客室にはセンスのいい家具やアートが配置されていたり、なんとアメニティのシャンプーがマルジェラ(!)のものだったり、
朝ごはんは隣のカフェのテラス席で楽しむことができたり….
とにかく大阪の街中にいることを忘れるくらい非日常な体験をすることができました。とってもリフレッシュできるので、大阪旅行の際はとってもオススメです!
ふと感じた、旅の効能
BOLYさんを訪れたのは平日ど真ん中で、しかも夕方まで仕事した後にチェックインして、チェックアウトしたその日もそのままホテルシーキョウトに戻って夜まで打ち合わせをしていました。
こんな風に書くと全くもって旅行感がないのですが、強制的に4ヶ月以上に渡って旅を封じられていた自分にとっては大層な非日常体験であり、旅によってもたらされる効能を思い出すきっかけとなりました。
4月頭からの3ヶ月間、ほぼ毎日を自宅と会社(といってもホテルですが)のどちらかで過ごし、その間もほとんどの時間をデスクトップ画面と睨めっこしていました。
ここまで固定化された環境にい続けた経験ってこれまでの人生でほとんどなく、視点を動かす範囲もずっと3メートル以内だったことを、夜のリバーサイドホテルのテラス席で外をぼーっと見てる時にふと気づきました。言葉にするとすごく陳腐になりますが、「外の景色ってこんなに奥行きがあったんだ…。」と。
気づかないうちに目に映る世界が狭くなり、思考が二次元的になり、そのまま脳で生まれるイメージも狭くなる。視点を遠くに飛ばしていた時の方が想像力は掻き立たれ、物事を立体的に考え、いろんな思考やアイデアが生まれる気がします。
旅の効能は、身体的な世界の広がりだけじゃなくて、脳の拡張そのものだと思うのです。
まずは近場で旅をしてみよう
今の状況では、なかなか海外や遠くの他府県に行くことは難しいと思います。
別に有名な観光地や絶景でなくてもいい。豪華な温泉旅館やお洒落なラグジュアリーホテルでなくてもいい。
ただ少しでも身の回りの環境を意識的に変えて、余白の時間を作ることは、巡り巡って日常を豊かにする上でとても大切なことなのだと強く感じました。