正解も失敗もないときの「意思決定」の難しさ

どんな生き方をするのか「正解」はない時代

前回の投稿でも書きましたが、最高の仲間と起業しました。
特に起業したからといって今の本業を今すぐに辞めるとかそういう話ではないのですが、これからどう生きていくのかを考える大きなタイミングになっています。

なんやかんや言って、今までは比較的自分に正直に意思決定できていたと思います。
でも今は色々なことを知ってしまったが故に、自分に正直に意思決定できずに外部要因に流されてしまっているなと感じるこの頃です。

100人いれば100通りの生き方があるわけで、同じ経験をして同じ選択をする人はいません。
私は100通りの生き方すべてが正解だと思っています。

「自分がどう生きるのか」

おそらく人生の中でいくつか直面する時期があるこの問いに、今ぶち当たっている気がしたので書いておこうと思います。

※もし起業に関して読まれていない人がいましたら、以下記事を読んでいただけると嬉しいです。
コロナ禍でのスタートアップ起業。私が教育領域に挑戦する理由

何かをはじめる人が多い環境で育った

自分が社会との接点を持ち始めた中学生の頃から今まで、周りには自分の意思で何かをはじめる人が多い環境で育ってきました。

まちづくりを中心に、イベントや本格的な事業まで企画から立ち上げてから本格的に波に乗るまで間近で見てきましたし、中学・高校の頃から自分で考えたことを発表したり、実行に移すことは特別なことではない感覚を持ち始めました。
この感覚を持てたことは自分にとって幸せだったと考えます。

実際、高校の頃にいろんな企画や取り組みを自分の意思で実行してたくさんの失敗と小さな成功体験を積めたことは財産です。

本格的に社会に出て企業で働き、その中でも新しい挑戦をしたり、社外では自分個人としても仕事をし、最高の仲間と起業し、自分もはじめる人になりました。

はじめてからが本当のはじまり

今回会社を立ち上げてから分かったのですが、今の時代はじめることはそこまで難しくありません。
最新のテクノロジーが助けてくれます。(もちろんはじめることの大きさによるとは思います)

はじめてから、本当に多くの意思決定の機会があるのだなと身をもって感じました。
誰も指示を出してくれる人もいません、方針を決めてくれる人もいません。

どんな経営方針で進めるのか、事業に関する意思決定も、今日この瞬間何をやるのかも、すべて自分の意志が必要で、意思決定の範囲が一気に広がりました。
この瞬間に何を選択するべきなのかという葛藤が生まれます。

何かをはじめる人になるということはこの葛藤の大きさ、そして選択したときの責任の重さが変わるのではないかと考えています。

正解も失敗もないときの意思決定

私たちが立ち上げた会社をどのようにしていくのかを決めるのは私たちです。
この会社がどのような方針で進むのかは本当にたくさんの道があります。

スモールビジネスとして生き残る道。
スタートアップとしてJカーブを描く大きな成長を目指す道。

正直なところ、私たちはまだ思決定できていない状態にあります。
そして、会社と個人は別とはいえ、私はこの会社に自分の熱い思いを込めています。
それは私だけに限らず、共同創業者であり共同経営者の2人も同じです。

創業者であり経営者である私たちは、この会社とともにこれから過ごす時間をどんな人生にするのか、意思決定するのは本当に難しいなと感じています。
おそらくいつの日か私たちの会社からみんなの会社に、社会の会社になることを信じて、大事に今の時期を過ごしたいと考えています。

会社経営では資金面、事業の方針、営業方法、採用方法、本当にたくさんの意思決定の機会がありますし、それにともなって経営者である私たちのコミット具合も大きく変わると思います。

その選択をするために今の自分から何かを捨てる必要も出てくるかもしれません。
まさに人生を変える選択をする機会が生まれます。

それだけでも重いですし、難しいと感じますが、さらにそれを難しくしていることは正解も失敗もないということです。
誰かが同じ環境にいて選択をして結果が出ていれば分かるかもしれませんが、そんなことはあり得ません。

この意思決定の難しさを痛感する今。
しょうもない後悔だけはしないようにしようと思います。

========================

照井 翔登(TERUI SHOTO)

ファンドレイザー・コミュニケーションデザイナー。
照井デザイン事務所代表
HP:https://www.terui27.jp/

Twitter:@terui27
Instagram:@terui27
Facebook:/terui.shoto

=========================

□ ANOTHER STORY

YOSUKE KERA

SHINGO KURONO

SHINGO KURONO

SHINGO KURONO