照井 翔登

秋田県横手市出身。ファンドレイザー・コミュニケーションデザイナー。株式会社CAMPFIREの地域連携推進チーム統括。株式会社NOWMO共同創業者取締役COO兼CDO。CAMPFIREグループ横断で地域経済にインパクトを与える仕組みを構築。地域・教育・金融分野を中心にソーシャルセクターやスタートアップに参画。発言は個人責任です。

コロナ禍でのスタートアップ起業。私が教育領域に挑戦する理由

株式会社NOWMOを起業しました。

2020年6月1日、法人を登記して1社新しく起業しました。
株式会社NOWMOという会社です、教育領域の事業を展開していきます。

メンバーは3人で、共同創業という形式になります。
中野さん、鎌田さん、照井というメンバーです、詳しいプロフィールはHPで見ていただけると嬉しいです。

HP:https://www.nowmo.jp/

それぞれ本業があり、中野さんはGoodTryJAPANという教育事業の会社を経営、鎌田さんはハピタスというポイントサイトでエンジニア、私はCAMPFIREで地域事業にコミットしています。

中野さんは教育、鎌田さんはエンジニア、照井は金融・地域などが専門領域です。

やはり教育事業をやりたかった。

なぜ起業する必要があったのか、いくつか理由があります。

①このメンバーで挑戦することに可能性を感じた
1つ目の理由は、この3人で挑戦することに可能性を感じたからです。
3人が合流してコミットし始めたのは2018年の8月のこと、今からちょうど2年前くらいですね。

もともと、私と中野さんが教育関係のコミュニティで知り合い、そこから事業化アイディアが生まれています。2人でディスカッションしていく中で、プロダクトを具現化するために私たちではできない開発を行う必要があることは明確でした。

そこで、飲み友達で同じ秋田県出身だった鎌田さんに連絡して、話すことにしました。
教育関係について課題意識があり、価値観もしっかりしていて、原体験もある3人は意気投合し具体的な事業化フェーズに進みました。

細かいお話の内容は割愛しますが、事業を進めていく中で誰とやるのかについての重要性を日々感じています。

②ボランティアでもプロボノでもない、コミットが必要だと考えている
もともとボランティアとして関わったり、プロボノとして関わったりするプロジェクトはいくつかありましたが、正直私の中で優先順位は低くなりがちで、長続きしないことは明確でした。

私は社会のために無料で何かをするということについて、正直美談ではないと考えています。
自分自身の大事な時間とリソース、スキルを使って社会のために取り組むのに、なぜそれに対する対価がないのか。

もちろん、勉強のためや経験のためという人もいるでしょうし、貢献欲が強い人、資産が十二分にあって社会のために還元したい人、様々な種類の人がいるので完全に否定はしませんが、私の価値観や私の性格上合わないことは明言しておきたいと思います。

営利事業を通じて自分を幸せに、自分の身近な人を幸せに、社会を生きる人を幸せにしていきたいと考えています。

③なんやかんやで教育事業をやりたかった
3つ目は、見出しにもしたこの理由です。

途中で退学してはいますが、教育学部で2年間学んでいましたし、何よりも中学生高校生時代に地域の大人や先輩から学びの機会や挑戦の機会を得た経験が今の私をつくっていると強く思っています。

原体験が一番強く、そして感謝しているこの教育領域で何かできないか、とずっと思っていました。
いろいろなプロジェクトに関わってきましたが、自分自身がプレイヤーとして、そして事業を通じて次の世代のために力になりたいという思いが強かったです。

そして、世の中は恩返しではなく、恩送りでできていると考えています。
先輩からの支援や学び、機会については先輩に返すのではなく、後輩に送っていきべきだと。

私自身一番恩をいただいたと思うこの領域で、後輩のために恩を送っていきたいと思います。

この世界に必要なものは何なのか?

6月1日付での法人登記、それまで2年ほどの準備期間を経て起業したわけですが、まさかこんな世界になるとは思ってもいませんでした。

当然事業そのものや会社自体をどのように経営していくのかについても影響があります。
いまはリモートを主軸に、本業にしっかりフルコミットして結果を出しつつ、NOWMOの事業にもコミットするスタイルで3人で事業構築を進めているところです。

これまでは毎週末にリアルで対面しながら事業を推進してきたのですが、法人登記を目前にしたタイミングで新型コロナウイルスが猛威を振るったため、リモート体制に移行せざるを得ませんでした。

しかし、対面でしっかり向き合ってきた2年間の信頼関係の上でリモートで事業推進することはそこまで難しさは感じていません。

この世界で本当に必要なものは何なのか、生き残れるものは何なのか、日々向き合っています。
ピボットももう何回もしましたし、経営方針も変えたり、方向性を探っている最中です。

必要とされるものが事業としてこの世界で残っていくと思います、コロナ禍で起業した私たちはこれからも挑戦を続けていきたいと思います。

========================

照井 翔登(TERUI SHOTO)

ファンドレイザー・コミュニケーションデザイナー。
照井デザイン事務所代表
HP:https://www.terui27.jp/

Twitter:@terui27
Instagram:@terui27
Facebook:/terui.shoto

=========================