春が旬の「ニラ」を生で楽しむ。[レシピ#3]

スーパーで年中見かけるニラ。
いつでも売っていて安価なので、餃子やニラ玉、レバニラなど普段の食卓で大活躍の食材です。

「ニラは、実は春が旬」ということを知ったのは何年か前のこと。
生食もでき、春のニラは特にやわらかくておいしいってことも、その時に知ったのでした。

そんなニラを使って「2種の調味料」的なものを作り、それらを使った料理も簡単にご紹介しようかなと思います。

 

【ニラ調味料 -その1-】

■ニラチーズ

 

・材料

ニラ 1/3束(40gくらい)
マスカルポーネチーズ 60g
アンチョビ 2枚(7g)
レモン汁 3g
塩 適宜

◀Let’s cook!

①ニラを細かく刻む。

②アンチョビを、包丁でまな板に擦り付けるようにしてペーストにする。

③材料をすべて混ぜ、塩で調整する。

*マスカルポーネチーズを、やわらかくしたクリームチーズや水切りしたヨーグルトに替えても作れます。
その場合、
クリームチーズ=塩を少なく/ヨーグルト=塩を多めに
調整してみてください。

 

[ニラチーズを使ったアレンジ料理]

□新じゃがのニラチーズ和え 釜揚げしらすと

茹でたて新じゃがの皮を剥いて適当にカットし、ニラチーズで和えてしらすをどっさりと。
熱で溶けるチーズがじゃがいもに絡み、もうたまらない…。当然のごとく、ビールの出番。
しらすの風味も相まって、春らしいひと皿に。

 

□ニラチーズの春サラダ

こちらも茹で上げたスナップエンドウとブロッコリーの熱を利用して、ニラチーズを溶かすアレンジ。
オレンジの酸味と色がポイントになってくれます。

 

察し良くお気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが、このニラチーズは市販もされているガーリックとハーブを使ったフレーバーチーズから発想したものです。

ガーリック的な強い香りとハーブの青み・フレッシュさ、双方の特徴を持ったニラを使うのは、なかなか良い思いつきだったのではないかと自分を褒めて伸ばしておこう。

 

 

【ニラ調味料 -その2-】

■ニラヌクチャム

 

・材料

ニラ 1/3束(40gくらい)
ナンプラー 35g
レモン汁 8g
砂糖 5g
輪切り赤唐辛子 好みの量

◀Let’s cook!

①ニラを細かく刻む。

②材料をすべて混ぜる。
*ニラから水分が出て臭みが和らぐまで、20~30分ほど置いてから使います。

 

[ニラヌクチャムを使ったアレンジ料理]

□ニラヌクチャムの汁なしフォー

茹でたライスヌードルを冷水で洗ってしっかり水気を取ったら、ニラヌクチャムをかけて好みの具をトッピング。よく混ぜていただきます。
かけすぎると塩辛くなるので、一人分にヌクチャム40gくらいでよいかと。
卵黄をのせ、崩して和えながらいただくのもおすすめ。

 

□ニラヌクチャムと切り干し大根のソムタム風

ざっと洗った切り干し大根を5分ほど水で戻し、水気を絞ってニラヌクチャムと和えるだけ。
具には、キュウリとツナを入れました。

 

ヌクチャムは、ベトナム料理屋さんに行くと生春巻きのタレとして、スイートチリソースと並んでよく供されるあのソース。本来はみじん切りのニンニクが入っているのだけれど、今回はそこをニラに替えて作りました。
豆腐にかけるだけで、アジアな冷ややっこも楽しめます。

私は、簡易ヌクチャムと称してナンプラー・砂糖・レモン汁だけを混ぜたのものをしょっちゅう作るのだけど、それだけでもかなり異国の雰囲気は味わえます。
ナンプラーが余って困っているという方は、そちらも試してみて欲しいな。

 

2種の調味料、どちらも切って混ぜるだけの手順なので、安くてやわらかいニラが手に入ったらぜひ。

念のため、翌日に対面が必要な大切な用事やデートが控えている日は、食べるのを避けた方が良いってことはお伝えしておきます。
(これ、1日で全部作ったらお部屋がとってもかぐわしくなったのでね)

 

 

 

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