お疲れ様です!村野です!
師走もあと数日ですね……
皆さんは、自分にご褒美をかったりしますか?
僕はまぁたまにはあるのですが、あまりご褒美を買う習慣がなく、どうしても欲しいものは何としても手に入れようと頑張るタイプ。
でも今年は苦労したけど不甲斐なかった一年。ご褒美をあげてよいのか?という感じ…。むしろ反省だらけな一年な気がする。
ご褒美はお預けだ!!!
そんな中、仕事で訪れた、僕の大好きな北欧インテリアショップ「スカンジナビアンリビング」。ここで僕は、ご褒美をしたくなる商品と「再会」することになる。
スカンジナビアンリビングは、北欧インテリアブランドを複数取り扱う代理店。北欧好きならご存じ、フレデリシア、PPモブラー、LYFA、など北欧の高級ブランドを取り扱っている。
以前は白金に法人向けのショールームを構えており、今年の9月に青山に移転し一般の方も入れるショールームとして新しくなりました。
そんなスカンジナビアンリビングさんとはお仕事で色々とご一緒させて頂くことが最近多く、ショールームには何度かお邪魔しており…。
そこで僕は、とあるチェアと再会することになったのです。
そのチェアがこちら!
「CH24(通称、Yチェア)」をデザインした、ハンス・J・ウェグナーの名作チェアの1つ。その名も「ザ・チェア(PP-503)」。
ハンス・J・ウェグナーのチェアの中でも一番美しく、また掛け心地の良い椅子。もう10年以上前から大好きな一脚で、いつか手に入れたいと思いながら、その値段に身分不相応感いっぱいで手が出なく…憧れのままだったチェア。
https://www.carlhansen.com/ja-jp
そんな「ザ・チェア」に2年半前に「再会」することになったのです。
当時は白金にショールームがあった時代。会社の仲間と勉強会的にお邪魔していろいろと教えていただいた時でした。
北欧インテリア好きならご存じの方も多いと思いますが、スカンジナビアンリビングといえば、東京支社長である羽柴さんが在籍されています。羽柴さんはハンス・J・ウェグナーをはじめ数々の有名北欧インテリアのデザイナーと面識のある方。個人的にも羽柴さんには北欧インテリアについてたくさん教えて頂いており、勝手に「師匠」と呼んでいる、尊敬できる方。
そんな羽柴さんに教えて頂いた一つがこの「ザ・チェア」。もちろん、インテリア業界に長く身をおく僕としても、この椅子の基本的な情報は知ってましたし、販売した経験はなかったけど大塚家具時代は何回も接客で説明もしたしVMD担当としてプロモーションもやってきていました。
そんな「ザ・チェア」について何を教えてもらったのか?これが今回のお話しのきっかけになるのです。
通称「白いザ・チェア」
このナチュラルカラーが美しい、通称「白いザ・チェア」。
実はこれ、パリにあるエルメスの本店の2階にあるカフェ用に作られた一脚。「ザ・チェア」とえば、現在だとオーク材かウォールナット材のイメージですが、この「白いザ・チェア」は白木が美しいアッシュ材。座面もナチュラルのアニリン仕上げの、「白いザ・チェア」の名にふさわしい美しい一脚。
2年前は確か5~60万位だったと記憶しており
「いつか欲しいなぁ…」
と他人事に思っていたのです。だってチェア1脚でこの値段って、「ちょっと何言ってるかわからない!」の世界だと思いません?
そんな風に「いつか欲しいなぁ…」で進展のなかったこの話。
あれから2年半。僕も少し大人になり、少しだけ気持ちも懐も余裕が出来てきた今。あたらめて「白いザ・チェア」と再会したのですが…
めっちゃ高くなってるやん!!!!!!!!!!
確かに為替もウッドショックもあり、まぁ当たり前といえば当たり前なのですが、さすがにこの値上がりはやばい…
しかも!デンマークのアッシュ材(椅子に使える分)はあと2年位でなくなってしまうらしく、営業トークではなく本当に新品では生きているうちには二度と手に入らなくなってしまうとのこと。
どうしよう・・・
え?約100万だよ???普通に椅子1脚に100万ってどうなの?確かに価値は下がらないどころか上がるものだとはわかっているけど…でも…でも……
しかも次回の値上げは早ければ1月、遅くても4月!おそらくまた数10%は上がると言われている。
僕の43年の人生で家、車、時計以外でここまで高いものは購入したことがなく、本気でどうやってその資金を手に入れるか?
今回は簡単に決断できない戦い!
村野は「白いザ・チェア」を手に入れることが出来るのか??