和食を支える「米」のこと

こんにちは。
発酵文化研究所です。

私達の主食である「
さまざまな発酵食品にも米由来の麹が使われており、
和食を支える存在と言っても過言ではありません。

そんな「米」が、どのような食品に変身し、
私達の食に関係しているのか・・・
田植えと共に開催予定のワークショップから、
一部ではありますが、お伝えしたいと思います。

①姿を変えて活躍する米のこと

最近では「米粉」というワードを耳にする機会や、
使い方などのレシピも増えました。

店頭でも、
米粉入り・・・や、
米粉でできた・・・など、
とても身近になった米粉ですが、
実は、粉としての存在はとても古くからありました。

例えば、
上新粉(うるち米を粉にしたもの)
白玉粉(もち米を粉にしたもの)

などが、代表的で身近な米を粉にした食品です。

関西で桜餅として親しまれている道明寺粉も、
もち米を蒸して干して砕くという、とても手の込んだもの。

起源は保存食とされていますが、
粉末状にしないことによる独特のもっちり食感や、
透けるような見た目の美しさなど、
先人たちによる、
食を楽しむための細かなこだわりを感じることができます。

このように、すでにいろいろな用途がみえる米。
この他にも、どのように変化しているのか、
簡単な図にすると、このようになります。


こちらに記載していませんが、
揚げ物の衣やお好み焼きなどにも使えます。

そして日本の伝統食であり、
ユネスコ無形文化遺産にも登録されている、
「和食」に欠かせない発酵調味料には米麹が欠かせません。

もちろん、麦や大豆などにコウジカビなどを繁殖させたものも使われますが、
多くの味噌や醤油、酒、みりんなどは米麹が主流になります。

もし、米の生産が不足することになったとしたら・・・
こんなにも多くの食べ物や食文化に影響してくるのです。

こうしたことは、米だけに限らないことですが、
主食である米から、知っていただけたらと考えています。


②お子様と楽しめる白玉粉のおやつ

とても簡単で失敗知らずのもち粉を使ったおやつです。

粘土遊びのように、とても楽しく作ることができるので、
皆さんで一緒に作ってみてはいかがでしょうか。

レシピ?なんていうほどでもなく混ぜるだけ。
ではありますが簡単にご紹介しておきます。

【基本材料】
・白玉粉・・・100g
・水・・・・・80~100g
※豆乳や牛乳でもOK!
※甘酒を使うと、ほんのり優しい甘味を楽しめます。

【作り方】2cm程度の丸が約10個程度
1、白玉粉をボールに入れる。
2、水を少しずつ入れながら混ぜる。
注)一気に入れると多い場合があるので少しずつ
3、ひとかたまりになり、
なめらかな柔らかみが出たら好みの大きさに丸める。
中央をくぼませると早く均等に茹で上がります。
4、沸騰したお湯に入れ、浮き上がってから約60秒。
5、冷水に入れて冷やして完成♪

お好みで、きな粉や餡、黒砂糖などといただいても良いです。

甘いものが苦手な私は、
焼肉のタレに豆板醤を入れたタレや、
醤油や明太子と刻み海苔をトッピングするなど、
白玉だんごを、おつまみとしても楽しんでいます。
これがまた、日本酒によく合います。

また、老若男女に喜ばれるのが、
白玉だんごをスープやお味噌汁に入れた朝ご飯。
手軽で、身体を温める効果も期待できます。

米を加工して作られているということもあり、
ご飯に合うものに合うのはもちろんですが、
アイスクリームやチョコレートなどとも合うのでお試しください。

形は、あまり大きくなければ自由!
ハートでも星でも棒状でも・・・

水の代わりに「蒸した野菜」を使うといろいろな色や風味も楽しめます。
さつまいも、かぼちゃ、じゃがいも、にんじん、ほうれん草などなど。

ほうれん草などの葉物野菜は、ペースト状にしておくのがおすすめですが、
根菜類は加熱して柔らかくなっていれば、
潰しながら、少しずつ水を足して調整してみてください。
注)白玉粉に混ぜるのは冷めてから。

以前、バジルをペースト状にして混ぜ、
トマトソースをかけてみたことがあります。
大人の楽しみ方として、とてもおすすめですし、
グルテンフリーのニョッキとして喜ばれました。

茹でるまでの工程でもある、こねたり丸めたり。
ここまでは、お子様だけで楽しめるのもポイント。
ぜひ一度、白玉粉で挑戦してみてください(*^-^*)

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