エッセイはじめました。

拝啓 春光の候 白シャツに付いたカレーうどんのシミは、食器用洗剤を使うと落としやすいこととお慶び申し上げます。

さて、この度は1881年創業の菊水酒造さんのメディアにて寄稿させていただくことになり、とても光栄であります。
幼少期、七夕の短冊に「いつか菊水酒造のメディアに寄稿できますように」と書いた甲斐があります。

とはいえ、テーマなどの縛りは特になく自由度が高いため、何について書こうか逆に悩んでしまいます。
来る日も来る日も、照っても降っても、健やかなるときも病めるときも、何について書こうか悩み続けるエブリデイ。

しかし、一人で悩み続けても埒があかなそうなこと請け合いなので、誰かに相談してみようかと思い立ちました。
まずは身近な家族や友人、そして前職の上司や学生時代の恩師、更には出生時に立ちあってくれた助産師…etc.

そして月日は流れ、ようやく大枠が決まりかけたと同時に、本当にこれでいいのかと自分に問いかけます。

「1881年創業の歴史ある菊水酒造さんのメディアだぞと。

「創業者である髙澤節五郎氏が若干16歳で興した当時、純粋培養や酵母添加のような現在の方式とは違い、蔵内に住み着いた酵母に期待するという原始的な手法のため、腐敗菌の発生による酒の白濁などの失敗を何度も乗り越え、造り酒屋としての形を整えたあの菊水酒造さんのメディアだぞ」と。

「その後も、戦争による原料不足や凶作による減産、天災による酒蔵の崩壊などを乗り越え、今では吟醸酒本来の味わいとスッキリと爽快な辛口でお馴染み『無冠帝』が多くの方々に楽しまれているあの菊水酒造さんのメディアだぞ」と。

そう考えたら、もう一度練り直した方がいいのでは…そんな一抹の不安に駆られ始めました。

それからというもの、来る日も来る日も、照っても降っても、健やかなるときも病めるときも、何について書こうか悩み続けるエブリデイ。

しかし、一人で悩み続けても埒があかなそうなこと請け合いなので、改めて誰かに相談してみようかと思い立ちました。
まずは身近な家族や友人、そして前職の上司や学生時代の恩師、更には出生時に立ち会ってくれた助産師…etc.

 

『無冠帝』に込められた想い

さて、この『無冠帝』という商品名は、「地位や名誉にこだわらず、一方で高い志を持っている」という想いを込めて、『無冠の帝王』と重ねているとのこと。

ちなみに『無冠の帝王』という言葉、スポーツ業界などでは「実力がありながらタイトルを獲れない人」を差したりしますが、元々はジャーナリスト(新聞記者)を表した言葉だったことはご存じでしたか?
「権力は持たないけど世論という大きな力を持つ者」という意味らしいです。

僕も、地位や名誉にこだわらず高い志を持とうと、無冠帝を飲みながら胸に刻み込みました。

と、今更ながら初めまして、トツカケイスケと申します。
仕事は主にデザイン業界でディレクター・デザイナー・イラストレーターをしております。
そんな僕の視点からアレコレお伝えしていければと思いますので、どうか温かく見守って下さい。

ではでは、連載のハズが今回で打ち切りにならなければ、また次回お会いしましょう!

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